843.2009年9月3日(木) 懐かしいアマルフィ

 昨夕急遽行われたオバマ米大統領と鳩山民主党代表との電話会談について、アメリカ・ホワイトハウスは「オバマ大統領と鳩山氏はアメリカと日本との強固な同盟関係の重要性と、より効果的な協力関係を構築する考えを強調した」と説明した。騒いでいる割りにはたいした受け止め方ではなく、そこにはアメリカ国内の騒ぎ過ぎによる日本からの反動を警戒してコメントを控え目に抑えた印象がある。これに対して民主党側からは何のコメントもない。鳩山論文が物議を醸している時だけに、日本、或いは民主党としてはっきりと鳩山論文の真意についてコメントすべきだったのではないか。今後もこんな意思表示のない対応をするようだと、アメリカから組みし易しと舐められてしまうのではないかと少々心配である。民主党はアメリカと対等な立場、交渉と言っているが、これでは対等どころかアメリカから言われっ放しになってしまう。アメリカは民主党のいう沖縄の米軍普天間飛行場の移設計画の見直しについては、その考えはないとはっきり言っている。このアメリカの出方に対して、民主党はどう出るのか? 基地の見直しをアメリカに迫ると言っていたのは、民主党の選挙前の公約ではないのか。このまま日米問題について従来通り自民党的対応なら、政権交代の意味がない。さあ、民主党どうする!

 アマルフィという世界遺産にも登録された素晴らしい海岸がイタリア中部のティラニア海に面してある。ここを舞台に東宝が「アマルフィ・女神の報酬」という映画を製作した。海沿いの風景が素晴らしく、ぜひその映画を見てみたいものだと思っていたが、明日で上映も終るというので、慌てて「渋東シネタワー」で観てみた。アマルフィとローマが舞台であるが、折角の機会なので、もう少しアマルフィの海岸とナポリからソレントへ向かう道路から分岐してティラニア海沿いに南下するポタジーノのようなカラーフルな街と絶壁に沿った街道を映像に映し出して欲しかった。あの素晴らしい海岸沿いの風景は、他のビーチにはないものだ。映画のストーリーは新保祐一の原作になるもので、ミステリーじみているが、もうすこし絶景を紹介して欲しいというのが本音だった。それにしてもこれほど綺麗なドライブラインは世界にもそうざらにはない。まあ、堪能したわけではないが、ある程度アマルフィの光景をストーリーそっちのけで楽しむことは出来た。

 その後定例の「知の現場」プロジェクトの会合に出席したが、秋に発行予定なのでスケジュール的には大分追い詰められてきた。

2009年9月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com