1235.2010年9月30日(木) 国際ペン東京大会閉幕

 あれだけ暑かった夏も過ぎると急に涼しさ、肌寒さがやってくる。昨日もやや肌寒かったが、今日は全国的に雨模様で寒い。その中を国際ペン・東京大会フェアウェル・パーティに出席のため京王プラザホテルへ出かけた。

 まずは、国際ペンクラブ専務理事・事務局長に選出された堀武昭さんにお祝いを述べ、先日撮ったスナップを差し上げた。他にも国際ペンのジョン・ラルストン・サウル会長や、阿刀田高日本ペン会長、フランスから来られたマリー・フランス・コンド・レイさん、堀さんの親しい外人夫婦、大原雄さんに差し上げたが、皆さんからは思いがけないプレゼントと言って心から喜んでいただいた。堀さんの親しい友人に至ってはえらい感激ぶりで、外国人特有のオーヴァージェスチャーでお礼を言われた。些細なことではあるが、ほんの小さな心配りが素直に受け入れてもらえるのは嬉しいものだ。

 外国人参加者は誰もが今大会の運営についてお世辞を取り混ぜて賞賛してくれる。阿刀田会長とお話した時、一番良かったことは大会の運営が成功したことより大きな事故がなかったことだと仰っていた。残念なことに、今回早稲田大学で行っていた演劇や、その他のパフォーマンスは観ることが出来なかったが、26日の歓迎パーティにしろ、今日のフェアウェル・パーティにしろ、かなり盛り上がっていた。今日は26日に比べればやや参会者は少なかったが、内容的には今日の方がずっと良かったと思う。

 特に終盤になって、小学生を含め老若男女を繰り出した阿波踊りは、踊り手の身振り手振りもよくメリハリの利いた所作は外国人に大受けだった。私も一緒になって踊りまくった。参会者のほとんどが会場いっぱいに踊りまわるさまは、雰囲気も最高潮に盛り上がりアトホームで中々良かった。これで有終の美を飾り大会事務局は、海外の参加者から評価を高めたのではないだろうか。私にとっても印象に残る大会だった。

 20日に中国河北省・石家荘で逮捕された「フジタ」社員4人のうち、今日3人が釈放された。なぜひとりだけ解放されないのか、不明である。中国では明日が建国記念日に当たり以後7日間は休日になるので、この間政治的な動きはない。推測によると日本人ひとりを人質にして、じっと日本の対応を見守っているらしい。北朝鮮同様に昨今の中国政府のやることはどうも陰険で理解に苦しむ。相変わらず強気で高圧的な中国は、日本側の船長釈放に合わせるように、軍事基地へ侵入したとの嫌疑で件の4人の身柄を拘束した。流石に国際的に中国の強硬姿勢に対する反発が強まってきたことと、日本国内の反中国の空気を懸念したのか、やっとレアルアースの対日輸出を認めるようになったり、4人の釈放を行うようになった。ただし、依然として腹の内を明かさない中国の真意は図りかねる。これから当分の間お互いに神経戦を繰り広げるのだろう。

2010年9月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com