1288.2010年11月22日(月) 柳田稔法務大臣ついに辞任

 偶々と言おうか、今夕の日経紙スポーツ欄に巨人軍の東野峻投手の今季の活躍が大きく取り上げられている。優勝を逸したとは言え、東野投手は今年13勝を挙げ巨人軍投手陣の勝ち頭となった。読んでいてパッと目がいったのは、東野投手の出身校が何と昨日櫻井先生とともに訪れた茨城県立鉾田一高だったことである。そう言えば、校舎の裏側に広いグランドがあり、更にその向うに野球場があった。こんな環境なら思い切ってプレイ出来るだろう。確か一時センバツにも出場して、その後プロ入りした戸田投手?が活躍したことがあった。それにしても昨日学校へ行ったのは、偶然のまた偶然と言えようか。

 さて、今月14日に柳田稔法務大臣が広島市内の後援者の集まりで、大臣が国会答弁を軽視するような大臣としてあるまじき発言をしたことが物議を醸し、野党から辞任要求が出されていた。これまで通り柳田法相は、最近話題になっている検察制度を検証し、必要なら改正するために全力を注ぎたい、と検察改革に強い意欲を示していた。そのためにこのまま大臣の椅子に座り続け職務を果たすことこそが責務であるとして、頑として辞任要求をはねつけていた。

 しかし、今年度の補正予算成立などの難問を抱え、民主党もこの苦境を逃れるために法相を更迭することを決断した。

 自民党、公明党、みんなの党などの野党はこれだけでは引き下がらず、菅首相の任命責任も追及する構えも見せている。この先すんなり国会運営が出来るのか気がかりであるが、言葉尻を捉えた与野党の不毛の論争となった感がある。結論から言えば、大臣の質が低い。法相自身「法相はいいです。答弁は2つだけ覚えておけばいい」などと軽率な発言をしたが、よくもそんなことを言えたものである。柳田法相が大臣としての資質に欠けることは明々白々である。

 政治家と言えば、今や世襲政治家でなければ中々重要職には容易に就けないカラクリがあるようだが、それが苦労知らずのお坊ちゃんをダメ政治家に育てる温床になっている。それにしても、民主党は程度の低い国会議員の定数を削減すると約束したマニフェストも実行しようとの素振りすら見えない。国会議員の歳費の縮減だって、約束のほんの僅かしか実行していない。

 法相の愚かな発言が出てくるのは、元を糺せば国会議員のレベルの低下に歯止めをかけようとしないからだ。どうあろうとも、いつも一番バカを見るのは国民である。

2010年11月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com