1308.2010年12月12日(日) 人はなぜ自分のことしか考えないのか。

 いつかは到達する数値であるが、今日実際にその数値をクリアした。数値とはホームページへのアクセス数で、その数は「20,000」である。3年7ヶ月を費やして辿り着いた数字である。先日自分自身が書き込んだブログ「ご意見番の意見」の連続書き込み回数1,300に匹敵するものかも知れない。ただ、この連続回数は自分が地道にやっていれば、いつかは達成可能な数値である。それに引き換えホームページのアクセス数は、友人や知人ら誰かがアクセスして見てくれなければ数字は伸びない。その意味でも友人たちに感謝したい。どのくらい数字が伸びるのかは分らないが、50,000回ぐらいは何とかアクセスしてもらいたいものだ。

 COP16がメキシコのカンクンで開催されていたが、もめにもめて漸く「カンクン合意」を採択して昨日閉幕した。10月に横浜でAPECが開催されていた時、名古屋でCOP16のための予備会議のような会議が開かれていたが、地球温暖化対策で各国が自国のエゴを主張するために一向に全体案がまとまらない。日本は2012年に期限の切れる京都議定書の延長に強く反対して、結果的に難しい立場に立たされていた。最大の排気ガス産出国であるアメリカと中国が、削減数値目標を盛り込んだ条約の発効に消極的というのが、最大のネックだった。この姿勢は今もあまり大きく変わっていない。中でもGDP世界2位になろうとする中国が、自分たちは発展途上国であるとの立場を都合よく主張して、経済発展のために排出ガスの規制には同調出来ないと拘ったから厄介である。

 結局確たる結論を出すことも出来ず、あいまいなまま次回のCOP17に今後の交渉は委ねられることになった。各国が自己の都合ばかり主張して、地球全体のグローバル的な視点に目をつぶっていることが問題の解決を妨げている。地球は汚れ、温暖化となり、海面は上昇しているにも拘わらず、自らの経済活動を阻害することには敏感である。人々は自分たちのことばかり考えて問題の本質を避けている。これでは地球は益々住みにくくなる一方である。

 科学が日進月歩なのに反して、人間の知恵や傲慢さは益々劣化している。問題の本質はこの辺りにあると思う。

2010年12月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com