3345.2016年7月10日(日) 参議院議員選挙投票日を迎える。

 参議院議員選挙の投票日である。いつも通り妻と近くにある息子たちの母校・区立東深沢小学校へ投票に出かけた。午前10時過ぎだったが、いつもより空いているような感じがした。帰ってテレビのニュースは、全般的に前回よりやや投票率が下がっていると伝えていた。

 メディアではアベノミクスの成否と憲法改正のための条件である国会議員2/3以上を与党2党と改憲派2党の4党で獲得することができるかを国民に問うていると報道している。ところが、憲法問題に正面から論戦を挑まれることを潔しとしない、与党は戦前の論戦でも憲法問題から逃げ腰である。テレビは投票終了の8時ごろから各局一斉に選挙関連番組を始めた。これまでも似たようなものだったが、いくら何でもNHK教育チャンネルを除いて選挙報道番組のオンパレードである。代わり映えしないので、Eテレと称される教育番組を観ていたら、N響定期演奏会を放映していて、しかも選りによって私の最も好きなクラシック曲であるベートーベンの交響曲第6番「田園」がエストニア出身のネーメ・ヤルヴィの指揮で演奏されていたので、選挙結果はある程度はっきりしてから知りたいと思い、久しぶりに40分ほど名曲を聞いて改めてゆったりした気分に浸っていた。

 選挙とは関係ないが、その他に日経紙朝刊にちょっと気になる記事があった。アメリカで最も人気のあるスポーツ、アメリカン・フットボールの人気がこのところ下がっているというのだ。アメリカ人が好むスポーツ、野球、バスケット・ボール、アイスホッケーに比べてダントツにアメリカ人から好かれているアメリカン・フットボールの人気が下落しているとは意外だった。その原因はケガ、しかも致命的な後遺症を恐れて親が子供にアメフットをやらせないというアメリカ人らしからぬ理由があるようだ。高校生未満の子どものアメフト人口は過去5年間で実に25%も減っているというから驚く。かつて、アメリカでハイスクールを訪問見学した折に、しばしばアメフトの試合を見学させてもらい、その熱狂的な応援ぶりにアメフトはアメリカの文化ではないかと思ったくらいだ。行きがかり上NFLの試合も観戦した。そのアメフトの将来展望が暗いというのだ。ケガをも恐れぬ激しいアメリカ的なスポーツが、若者に敬遠されるというのも時代が変わって来たと言うべきであろうか。

 夜10時を過ぎた時点で、自民党が単独過半数を獲得し、改憲勢力が2/3以上を獲得する情勢になってきた。戦前からある程度予想されてはいたが、現実問題となると深刻に考えざるを得ない。明日結果ははっきりする。

2016年7月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com