3331.2016年6月26日(日) キューバ旅行の打ち合わせ

 8月下旬にキューバへ初めて旅行するが、その案内と打ち合わせについてコーディネーターを務めるキューバ観光情報局代表の池上和徳氏から連絡があり、祖師谷大蔵の指定のスナックへ出かけた。池上氏は父親が戦前・戦中同盟通信ベルリン特派員だった。氏はキューバ革命後カストロ革命評議会前議長から招待されたその父親の影響を受けて、父子2代に亘ってキューバにのめり込んでおられる。メンバーは他にキューバ・シンパの人が集まったが、池上氏を含めて12名のグループになるようだ。まだ、全員と顔合わせしたわけではないが、普通のツアーと若干異なって大学教授や医師らインテリの人や女性が多いらしい。

 キューバの観光は大分遅れているために、他の観光立国とはあまりにも異なる慣習と観光のシステムに些か驚いている。これまでに初めて訪れた国とは少々違和感がある。尤もそれが大きな魅力ではあるが・・・。

 書類の準備として旅券は当然必要だが、ビザに代わるツーリスト・カードという書類を取得する必要があり、これはキューバ大使館に申請しなければならない。それに海外旅行保険の加入が義務付けられているとは思いも寄らなかった。当然加入する予定であるが、それを証明する英語かスペイン語の書類が必要であるという。これまでいつもAIU保険に加入したが、アメリカ系の保険証では駄目だというのである。更にアメリカとの間に航空路線がなく、エア・カナダでトロント経由首都ハバナ入りするので、カナダ入国のためのビザに代わるETA証明を取得することも求められる。キューバ入国のために厄介なことに3種の書類も申請しなければならないとは意外だった。まぁ時間的には充分あるので、ひとつひとつ申請しようと思っている。

 新たに知った事実は、キューバでは世界で最も価値があり、最も流通する筈のUS$がこれまた意外なことにあまり歓迎されないそうだ。これはまったく想像もしていなかった。むしろ、日本円の方が喜ばれると聞いて、改めてキューバの対米感情の悪さを思い知った。1962年の米軍によるキューバ沖周辺の海上封鎖、及びアメリカの対キューバ経済封鎖の物質的、心情的影響が、今もキューバ国民の間に深く影を落としているように思われる。他にもキューバならではの、「武士は食わねど高楊枝」現象も大分伺ったので、現地でそれらに触れてみることを期待している。

 学生時代に当時のキューバ革命によりバチスタ政権を倒し、社会主義体制を確立し維持してきたキューバという国とその中心人物・カストロ前議長には、これまでも強い関心を抱いて来た。それだけに、出来るだけ革命に関係の深い場所を訪ねてみたいとの申し出も好意的に受け入れてもらえたので、今から旅行を楽しみにしている。

2016年6月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com