一昨日元会社の同僚だった八木卯さんから、同じく同僚だった隅野成一さんが今月5日に大腸がんで亡くなられたと知らせてくれた。ショックである。
隅野さんと八木さんの2人とはほとんど同じ時期に同じような業務に携わっていた。3人で営業と企画を代わる代わる分担していたような時期もあった。年齢もほぼ同じだったし、考え方が割合似通っていたので、何かにつけ助け合って会社を支えてきた。
お互いに会社を辞めても1年に2度ほど食事をともにしながら気ままに話をして気持ちをリフレッシュしていた。最近は昨年8月に食事をしたが、今年1月にまた3人で食事をすることになっていた。1月に入ってから八木さんが隅野さんに連絡したところ、いま取り込んでいるのでもう少し待ってほしいという話が、そのままになっていた。そしてある若手社員から八木さんは突然訃報を受け取ったわけである。慌てて八木さんから私へ連絡があった。
在職中隅野さんとは大きな国内請負団体の下見旅行や、団体役員さんのお付き合いで一緒に何度となく旅行した。公私とも随分深いお付き合いをしてもらった。その点では何といっても残念であるし、寂しい。
ついては、今日会社の山岳部OB会が社員クラブで開かれ、27名ものOBとOGが出席した。今年は米寿の人が2人、喜寿が3人いてそのお祝い会の場ともなった。私も昨年喜寿に達したので祝っていただいた。最近は登山から足が遠のいてしまったが、これは左膝が支障を来したからで残念だが止むを得ない。同じく喜寿になった荒木さんは、元部員の奥さんともども来られたが、今年の年賀状に体調が良くないと書いていたように、腰と背が良くないらしく腰が曲がり両手に杖を持って何ともお気の毒な様子だった。それでも腰をかけて昔の山仲間と話し合うようになると昔の姿を彷彿させる。やはり山仲間とのざっくばらんな話し合いは、心が寛ぐのだろう。
隅野さんが亡くなったのは、何としても寂しいことである。それだけにいつまで元気で生きられるかは分からない中で、健康管理に留意して好きなことを気ままにやってみることが、幸せなのではないかと自分自身を顧みて密かに思っている。
隅野成一さんのご冥福を心よりお祈りしたい。 合掌