今日は「憲法記念日」である。いま憲法改正に関して賛否についていろいろな意見が述べられているが、その日本の憲法は、1947年の今日施行されて記念すべき施行後79年になる。
現在の平和憲法は国家、国民の民主、自由、平等のために配慮されており、個人的には平和憲法はこのまま遵守すべきであると考え、改正までして日本を戦争のできる国へ変えようなんていうのはとても認めがたい。しかし、終戦から時間が経過するにつれ、戦争の怖さや恐ろしさが段々忘れられ、戦争が怖いものだという気持ちが消えつつあるのが現実であり残念でならない。肌で戦争の怖さを知っている世代の人びとには、流石に戦争に反対する人が圧倒的に多い。
それは憲法第9条の精神にある。その第2章に戦争の放棄[戦争の放棄、戦力の不所持、交戦権の否認]として断固戦争に反対している。第2章第9条第1項に「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と記されている。また、第9条第2項には、「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」と補足されている。
ところが、「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と明確に約束した軍隊の不所持は、名称こそ自衛隊と呼んでいるが、軍隊と変わりない。今や陸海空24万人の自衛官を抱え、武器、兵器を備えて防衛費という名で年間防衛予算に9兆円余の国費を注ぎ込んでいる。憲法違反を重ねながら時の政府は、国防費を増やし続け、その間に「非核3原則」など戦争に一触即発の核兵器の持ち込みまでぎりぎりに抑制しながらもそのまま維持してきた。
保守政治家の高市首相は、首相に就任するや自らの改憲論を実行に移すべく早々に動き出した。緊急事態条項の創設と憲法9条改正(国防軍の明記)を目に見える形で強力に推進する姿勢を打ち出したのである。先ずは、第9条に自衛隊の明記と、国連憲章が認める自衛のための戦力の保有を明記することを目指している。2027年春までに改憲発議のめどをつけるつもりである。
政府がいくら改憲論議を進めようとも、国民が納得し同意しなければ、議論自体がまったく無意味である。今朝の朝日新聞に憲法改正に関する世論調査の結果が報告されている。憲法改正に「賛成30%」、「反対63%」で、この傾向はこの数年ほとんど変わりがない。だが、NHKの世論調査ではこれとは反対の世論が出ている。憲法改正に「賛成38%」、「反対20%」というのだから、本当はどちらだろうかと疑問を感じる。
自民、維新は連立政権合意書に基づき、9条改正の条文案をつくる「条文起草協議会」を設置したが、自民、維新支持層の半数を超える層が、9条改正に反対している周囲の環境の中で如何に憲法改正を現実化しようというのだろうか。
ところで、祝日にいつも通りウォーキングして近くの広い和風邸宅の前を通った時、庭でウグイスが鳴いた。この季節に2日ぶりでウグイスの美声を耳にすることができるとは幸甚である。だが、どこにも「日の丸」を掲揚しているお宅はなかった。3月に自民党は国旗「日の丸」を侮辱する目的で損壊するような行為を処罰する「国旗損壊罪」の創設しようとしているようだが、国民の「日の丸」に対する意識は分かっているのだろうか。
序に4月の1日平均歩数を計算してみたら、これまでで最高の6,536歩だった。先ずはウォーキングは順調である。