6883.2026年3月18日(火) 日米首脳会談は、米の朝令暮改でどうなる?

 改めて思うことだが、トランプというアメリカ大統領ほど自分勝手に世界中を引っ掻き回している首脳はいるだろうか。自分の言ったことがよく分かっていないのではないか。朝令暮改なんて言葉が吹っ飛んでしまうほど、彼の発言は毎日慌ただしく変わっている。あれほどホルムズ海峡の安全航行のために信頼し得る国々へ艦船派遣を強要しておきながら、今朝になって突然NATO加盟国や日本の支援は必要ないと、要請を土壇場でひっくり返すような大転換ぶりを示した。EUでは、ドイツ、スペイン、イタリアに続き、フランスも昨日断った。中国も控え目に断った。こうなると常に強気のトランプ氏も立場がない。癪に触って簡単にひっくりかえしたのだろう。

 一方、今夜羽田を発った高市首相は明日トランプ氏との首脳会談を控えて、恐る恐る対策を検討中だったが、どう対応するのか結論は出ていない。しかし、日本サイドは、中東から原油が輸入されなくなった場合を懸念し、アラスカからアメリカ産の原油を輸入すれば、代替えできるとのアメリカへ気を遣った苦し紛れの案も出ている。トランプ氏は、中国と日本を例に挙げて日中韓はアメリカに感謝するだけではなく、助けに来るべきだとあてつけのようなことまで口走っている。そんな時に、同時に、イランでの軍事作戦について近く撤退すると発言した。

 そして今日アメリカのテロ対策のトップである国家テロ対策センターのジョー・ケント所長が、イランへの攻撃に抗議して辞任しトランプ大統領に方針の転換を求めた。政権の要職者が公然と批判したことになり、トランプ氏への批判がさらに高まることだろう。

 今やイランと言わず中東諸国では、戦闘が日常となっている。何とイランの国家安全保障最高評議会トップのラリジャニ事務局長が、イスラエル空軍の攻撃により殺害されたとイスラエル政府が公表した。ラリジャニ氏は、故ハメネイ師の最側近と言われ、今も指導力と権威において抜きん出た存在だった。イランが報復に出ることは間違いないだろう。それにしてもイスラエルはどうして戦いを仕かけてばかりいるのだろう。レバノン南部のイスラム教シーア派組織ヒズボラの拠点へ、陸路侵攻し地上作戦を始めたとイスラエル軍が発表した。この作戦についてもNATOは、共同声明を発表し、緊張緩和に向けた取り組みを促した。

 中東ではないが、中東の空気が伝染したのか、パキスタンとアフガニスタンの間でも戦火が激しくなった。先月下旬パキスタン空軍による空爆が始まって以来、一昨日夜パキスタン空軍による首都カブール市内の病院へ国際法違反の空爆があり、400人が死亡した。

 戦争に明け暮れる人間。仏教では人間は愚かな凡夫と認め、それを懺悔することで慈悲や知恵を育む道が開かれるとされているが、現状はいつまで経っても凡夫のままではないだろうか。今のトランプ大統領や、イスラエル人の言動を知ると、彼らの愚かさは未来永劫に修正されず、凡夫のままで終わりそうである。

 私は現地をひとりで訪れた体験から自分なりの考えを持っている。ベトナム戦争中にアメリカ兵によりベトナムで怖い目に遭わされた。14年前に訪れたイスラエルでは、周りを警戒しながら生活しているイスラエル人の気持ちと、9年前に訪れたアウシュビッツ収容所の残虐な事実を知ってユダヤ人の苦衷を想った。だが、近況を知るととてもユダヤ人というか、イスラエル人の言動は許せないと思う。

2026年3月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com