先日来ホームページの内容変更送信に不都合が生じて少々困っている。今のところブログの送信変更には問題ないが、すでに危険信号が表れている。もし、このブログの変更内容が送信できなくなると、毎日まったく同じ画面になってつまらないHPになってしまって読んでもらえなくなると気になっていた。文章だけのブログなら送信量は比較的軽くて済むが、実際に写真入の重い情報をHPへ送信すると画像アップが機能しなくなるので頭痛の種だった。そこでいつもお世話になっているITコンサルタントに昨日相談してみた。現在HPは自分のPCからリンククラブを経由して送信してもらっているが、そのリンククラブ所定の個人用容量がどうも限界に達しているらしい。そこで現在の容量を増やすか、それがダメならリンククラブのような別の組織で、もう少し容量に余裕のあるのを見つけて所属を変更するしかない。コンサルタントと相談しながら当方の意向をリンククラブへメール送信したので、明日以降に連絡があると思う。
現状では新しい情報をアップしようにも、送信できないので、リンククラブの回答を待って対処するしか効率的にHPを機能させる術はないと考えている。
さて、まもなく任務を解かれる駐中国大使・丹羽宇一郎氏が一時帰国中に、昨日母校の名古屋大学で講演し、尖閣諸島国有化を巡る中国側の反発について、過去の日中対立の局面とはまったく次元が違うと、強い危機感を述べた。同時に、丹羽大使は野田首相にどう事態を解決しようとしているのかと訊ねたが、現場の感覚(つまり中国側の空気のことではないか)は理解を得るのが難しいと応えられ、どういう考えなのか理解できないまま、野田政権の対応に苛立ちを隠しきれないでいる。
丹羽氏は難しい中国外交の切り札として民主党政権発足とともに、中国を良く知る民間人としてその経歴(伊藤忠商事元会長)を買われ、日中外交の最前線で中国との友好関係促進に努めてきた。しかし、日本政府の尖閣諸島国有化は日中間に問題を投じると発言したことが、中国寄りと見られ政府の方針に相容れないとして、更迭的な処分を受け9月に帰国の予定だった。ところが後任大使西宮氏が急逝され、後任が決まるまで任地に留まるという中途半端な立場にあった。中国に残留し反日の圧力を現地でもろに受け、公用車が襲われる事態にも遭遇している気の毒な人である。
民主党政権の丹羽氏ら中国駐在外交官に対する配慮があまりにも足りないのではないか。これでは丹羽大使の努力も水泡に帰してしまう。実は、外務省内では当初民間から大使を迎えることには否定的な声が強かった。そんな四面楚歌の中で丹羽大使は精一杯に日中友好のために努力を重ねてきた。しかし、それは突如澎湃として湧き上がった反日運動と、民主党の外交政策の犠牲によって功を奏することはなくなった。今後このような大役を引き受ける民間人が現れ出てくる可能性が消えてしまったような気がする。
それより何より、これだけ行き詰まった日中間の対立を、今後どう解決へ導いていくのか。政府からは誰一人として建設的な提言を行う政治家がいない。まったく先が見えない。こんなことで日本の政治と外交は大丈夫だろうか。