昨日まで腹痛などで体調が優れなかったが、今朝起きたら前日のような腹痛がなく、痛みはまず感じることはなくまずまずである。腹痛の時でも仰向けに寝ているとそれほど痛みを感じなかったので、夜ベッドで天井を向いて寝ていたのが良かったのだろう。昨日は吐き気と嘔吐を催しそうになることがしばしばあったが、今日は幸いそのようなことはない。漢方薬が効いているのかも・・・。外は寒く、朝から雨が降っている。今日東京の最高気温は8.4℃で低かったが、これから真冬に向けて一層寒さは厳しくなるだろう。出来る限り健康に気を付けなければいけないと思っている。
ところで、今日はクリスマス・イブである。今日は各地に積雪情報はあまりなく、むしろ全国的に雨が多いようで、ロマンチックなホワイト・クリスマスは見られないようだ。
そのイブのイブ、昨日プロゴルフ界のレジェンド・ジャンボ尾崎(本名:尾崎将司)がガンで亡くなったとのニュースが聞かれた。ゴルフはまったく興味がなく、プレーも1度しただけだったが、「ジャンボ」は1964年選抜高校野球で徳島県立海南高校のエースとして初優勝を果たしたので、当時から名前はよく知っていた。2人の弟もゴルフ界で活躍した。歴代最多の12度の年間賞金王に輝き、日本プロゴルフ・ツアー優勝通算94回を含めて、通算優勝回数は113回で、日本人として4人目の世界ゴルフ殿堂入りも果たしている。若手ゴルファーの育成にも貢献したようである。享年78歳だった。
それにしても今年は、スポーツ界で活躍し亡くなったスター選手が多い。6月にミスター・プロ野球と言われた元巨人軍の長嶋茂雄氏が肺炎のため89歳で永眠された。私も何度か後楽園球場で巨人戦を観戦したことがあり、特別印象に残っている選手である。特にテレビで観ていて記憶に残っているシーンは、昭和天皇ご観戦の阪神戦で村山投手からサヨナラ本塁打を放ち勝負を決めた試合と、鳴り物入りで1958年東京六大学の立教大からプロ球団ジャイアンツへ入団した最初に対戦した国鉄スワローズ戦で、エース金田正一投手から4打席4連続三振の厳しい試練を受けたシーンが印象的だった。
8月には、Jリーグが発足する前にサッカー界で大活躍して、1968年メキシコ五輪で得点王に輝いたサッカー界のキング・釜本邦茂氏が肺炎で81年の生涯を閉じた。国際マッチで日本人選手としては最高の75得点を挙げ、今も歴代最多の得点とされている。
長嶋茂雄、釜本邦茂、尾崎将司の3人を改めて考えてみると、これほど人気のスポーツ界の各分野で本人の活躍のみならず、人気と実力で普及に貢献した選手は後にも先にもいなかったのではないかと思う。長嶋氏が亡くなった直後は、テレビなどでも随分その活躍ぶりが披露されたが、釜本氏の場合は、長嶋氏に比べればそれほどでもなかった。それは彼らの活躍した当時の野球とサッカーの人気の差ではなかったかと思う。尾崎氏のケースは、ゴルフがあまり大衆的なスポーツではないだけに、その現役時代の活躍があまり紹介されることは少ないと思う。いずれにせよ一世を風靡した彼らスポーツ界のレジェンドが、宿命とは申せこの世を去ったことは寂しい限りである。