3312.2016年6月7日(火) 話題を呼ぶ都知事、米民主党大統領候補、ペルー大統領選

 舛添東京都知事の公私混同疑惑などに関連して都議会は、今日自民、公明、共産、民進の4会派による代表質問が始まった。「違法性がなければいいのか」「説明責任が果たせたとは言えない」など厳しく詰問されたが、「説明責任を果たしていきたい」とか、「生まれ変わった気持ちで都政のために尽くしたい」とか、納得できる応えはまったく得られなかった。議場内は知事の答弁の度にヤジと怒号が混じり合う異様な雰囲気だった。これだけ疑念を与えたままで、舛添知事は職を続けようというのだ。どうあがいても最早死に体としか言いようがない。

 朝日夕刊「素粒子」には漢字づくめでこんな皮肉が書かれている。

 「家族旅行公私混同。政治資金私的流用。調査報告不得要領。説明責任曖昧模糊。別荘売却、粉骨砕身、舛添知事」とまで論われている。一都民としてあまりにも情けない思いだ。

 東京のこのゴタゴタに目を奪われている間に、アメリカでは民主党の大統領候補にヒラリー・クリントン氏が決まった。これで共和党トランプ氏との決戦に落ち込まれることになった。2人の候補者はともにかつて大統領選で最も不評の候補者と言われている。トランプ氏を支持しない共和党員の中には、大統領選ではクリントン氏に1票を投じると言い、他方民主党員の中にはトランプ氏に投票するという議員もいる。これでは国内で評判の悪い大統領が海外へ呼びかけても、呼びかけられた外国がすんなりと顔を向いてくれるだろうか。ともかく史上最低の大統領選になりそうだ。

 海外でもうひとつ注目を集めているニュースにペルー大統領選挙結果がある。すでに開票が終わってかなりの時間が経つが、最後の最後までクチンスキー元首相とフジモリ元大統領の長女、ケイコ・フジモリ氏が激しく鍔迫り合って勝負が決まらない。現時点でクチンスキー氏:50.15%=フジモリ氏:49.85%で、残る4%の結果次第で決まる。 これほど際どい大統領選というのも珍しいと思う。結果はもうまもなく出るだろう。ともかく史上最高のドラマチックな選挙になりそうだ。

2016年6月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com