6675.2025年8月22日(金) 終戦後日本の疎開船をソ連潜水艦が撃沈

 昨日の朝日「天声人語」によって終戦直後にジェノサイドのようなあまりにも非人道的な事件があったことを初めて知った。それは、80年前の終戦記念日1週間後の今日8月22日、日本領だった南樺太から敗戦国となった日本本土へ帰還しつつあった大型疎開船3隻が、ソ連海軍潜水艦によって撃沈され、乗船していた日本人約1,700名が命を落としたことである。日本人の中でもこのジェノサイド(大量殺戮)とも言える事件は公に伝えられなかっただけに、ほんの一部の遺族以外はほとんど知らなかったのではないかと思う。今朝の朝日には、ある程度のスピースを割いて事件について解説し、ご遺族の悲しみの言葉も掲載されている。

 そもそも日本サイドから見れば、敗戦国となり武装解除となって抵抗しようもない中で、疎開船を対象に撃沈するような乱暴、非道な行為をよくぞ戦勝国のソ連はやったものだ!  ソ連にすれば、日本がミズーリ号上で降伏文書に署名した9月2日を戦勝記念日(終戦記念日)と言いたいのだろうが、ポツダム宣言を受諾し、8月15日に昭和天皇がラジオを通して全国民に日本の敗戦を伝えて日本人は無抵抗とされた後だけに、ソ連人の終戦の捉え方にはとても納得出来るものではない。ただ、当時の日本は無条件降伏をした後だけに、黙っているより仕方がなかったのかも知れない。その後大分経過してから安倍政権時代にこの事件について、ロシアから何らかの謝罪なり、気持ちなりを伝えてもらうべきではないかとの声が国内にも上がったようだが、安倍首相はまったく耳を傾けなかった。

 現在のウクライナ戦争の経緯を見ても、都合の良い自己主張ばかり繰り返すロシア人の身体の中には、人間の血が流れていないのではないかと思う。無防備の家族が大勢乗船していることが分かっている帰国避難船を、事もあろうに潜水艦で沈没させ尊い多くの生命を奪う行為は道義的に、また歴史上もこのまま放置すべきではない。日本政府は、ロシア政府に対して言うべきは言い、国民にも丁寧にこれまでの経緯を含め、説明する責務があると思う。それは真面な思考力のないロシア人を反省させることにもなると思う。

 さて、今日横浜みなとみらいホールで「うたフェスJAPAN特別演奏会~戦後80年反戦をうたう~」が開かれ鑑賞した。素晴らしい合唱をいくつか聴いた。著名な作曲家・指揮者でもある松下耕の作曲に作詞を書いたのが、セルビアの友人・山崎洋さんの佳代子夫人である。1カ月ほど前に山崎氏から夫妻で出席するので、お招きしたいと連絡をもらった。ゼミの仲間も誘って3人で鑑賞した。会場も初めてだったが、この種の演奏会を鑑賞するのも初めてだった。山崎夫人作詞の♪水脈速み(ミオハヤミ)♪は、指揮者は作曲された松下耕で、バック・コーラスが小学生からプロまで260名もの大人数で迫力満点だった。今日演奏の曲目の中では、お世辞抜きにやはり一番良かったと思う。

 この「うたフェス」は今日から3日間開催されるが、中々バラエティーに富んだ演奏プログラムが組まれ、プログラムも立派なものだった。菅元首相、神奈川県知事、横浜市長からも祝いの言葉を寄せられ、県も市も大分力を入れているようだ。帰りの東横線車内でもゼミ仲間と楽しい会話をし、思い出作りを確信して先に下車し別れた。

2025年8月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com