6655.2025年8月2日(土) 伊東市長は一体何を考えているのだろう?

 一昨日夜市長辞任を撤回した田久保真紀伊東市長に対して、一夜明けた昨日市役所に批判の電話やメールが殺到して職員が対応に追われた。田久保市長に対しては、職員の間でも相当不満が高まっていると見られ、昨日幹部職員が出席した前日の会合で、企画部長が市の部長全員の総意として市長に対し、辞職して出直し選に出馬するよう直接辞職を求めたという。しかし、市長の決意は変わらなかった。市職員の間でこれほど呆れられ辞職して欲しいと求められ、そのうえ市民からも伊東市の恥さらしと言われ、1日も早く辞職されるよう強い要望がありながら、本人には辞める気持ちはまったくないようだ。

 しかし、この伊東市の市長学歴詐称問題が全国的な話題になったかというとそうでもないようで、昨夕、及び今朝の新聞には伊東市長辞職撤回について1行も触れられていない。

 これだけ虚偽を重ね、市民を騙し市の名誉を汚し、市民から辞職を促されながらも市長職にしがみついている以上は、市議会で辞職勧告案を成立させるか、さもなければ他の法的根拠に訴えるより仕方がないと思う。伊東市も随分厄介で恥ずかしい難題を抱えてしまったものだ。

 さて、国会では、昨日参議院選挙後初めて臨時国会が開かれた。議長には引き続き自民党の関口昌一議員が、副議長には立憲民主党の福山哲郎議員が選出された。また、与野党とも与党が過半数を獲得出来なかった現象として、参院憲法審査会長に立憲民主党の斎藤嘉隆・参院国対院長が就任することになったが、衆議院ではすでに衆院憲法審査会長に立民の枝野幸男氏が就いており、憲法審査会長については衆参とも野党が占めることになった。意外にも自民党があまり強引さを示さなくなった。変わったところでは、やや無鉄砲な参政党が、15議席を占めたことにより常任委員長の中で懲罰委員長の座を占めることになった。

 他に気になったのは立民党など野党7党が選挙前に共同提出していたガソリン税の旧暫定税率を廃止する法案は前国会で廃案となったが、参院選後に与党が衆院同様に過半数を失い与野党の力関係に変化が生じたことにより、主張していたガソリン税の旧暫定税率の廃止を巡って、今後財源の確保や、廃止が実現するまでの間補助金を活用してガソリン価格を引き下げる措置などについて、前向きに話し合いを始めている。消費者にとってガソリン代が引き下げられる可能性が高まったと言える。

 ところで、先月27日に日本人メジャーリーガーとして初めてアメリカの野球殿堂入りを果たした、イチロー選手の記念式典がニューヨークで開かれた。MLBで1年目から首位打者、新人王、MVPを獲得し、19年間活躍してメジャー通算3,089安打をマークしてアジア人としては初めての栄誉を得た選手である。今では大谷翔平選手ら日本人選手も数多く活躍している。イチロー選手が憧れ力づけられたのは、ドジャースで活躍した野茂英雄投手だそうで、記念式典でも野茂投手への感謝の言葉を述べていた。大谷翔平選手を始め、これからも多くの日本人大リーガーが本場で活躍し、日本野球の力をアメリカ人ファンに見せつけてくれることだろう。

2025年8月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com