6642.2025年7月20日(日) 自民党が歴史的大敗、参政党躍進

 このところ連日の猛暑に少々うんざりさせられているが、その最中の今日参議院選の投開票日を迎えた。その暑さのせいもあるのだろうか、今回の選挙では期日前投票が多く、有権者の約2割、2千万人以上の人がすでに投票を済ませたという。

 今回特に注目されているのは、石破政権の人気が今ひとつパッとせず、すでに衆議院では自民・公明の与党が過半数を失っているが、今日の結果で、自民、公明の与党は合わせて50名の当選者が出なければ、衆議院同様に参議院でも与党が125議席の過半数に届かないことになる。つまり石破首相による政権運営の信任を問う選挙で、もし与党が過半数を失うことになれば、衆参両院で与党が過半数を取れないのは、戦後初めてとなる。今後の政局は流動化する可能性がある。

 炎天下に投票所まで出かけるのも厳しいと感じていたので、投票所の東京学芸大学付属小学校へは陽が落ちた夕方6時過ぎに妻と出かけた。やはり同じような考えの方が多いようで、三々五々かなり多くの有権者がやって来られた。すでに投票する政党と候補者は決めていたが、これは期待通りの結果となるだろう。投票は8時に締め切るわけだが、実は昨日から3連休に当たり、東横線自由が丘駅前商店街で恒例の「自由が丘納涼盆踊り大会」を開催している。

 そこで、夕食がてら偶には気晴らしに盆踊りでも見物に行こうということにして、妻と投票所から自由が丘駅近くまで行ってみた。近くまで来てお囃子と太鼓の音が響いて聞こえてきた。どういうわけだかゆったりした気分に誘われる。駅前まで来てみると、さほど広くない広場には、舞台の上で年配のおじさん、おばさんが浴衣姿で手拍子よろしく踊っていた。舞台の下では、外国人も含めて大勢の人が同じように手拍子に合わせて踊っていたが、溢れんばかりの人だかりである。駅の近くで夕食をいただいて、8時過ぎに帰宅した。丁度テレビが開票の途中経過を流していたところだった。

 やはり予想通りであろうか、与党の自民党が大敗を喫する見通しである。同じ与党の公明党もかなり議席数を減らすようだ。最近になって予想されていたことだが、新興勢力の「日本人ファースト」をアピールしていた参政党が、これまでの僅か1議席から15議席も増やして16議席まで伸長する見通しである。その他に野党では、立憲民主党が22議席から26議席へ、国民民主党が4議席から17議席へ、日本維新の会は5議席から7議席へ、れいわ新選組が2議席から3議席へ増やして、野党では共産党7議席から3議席へ減らした以外は、与党の惨敗、野党の圧勝と言って良いだろう。最終的な集計は今夜半にならないと判明しないので明朝のニュースで知ることになる。ただ、はっきり言えることは、これまでの自民党の公約、政権運営では、今後国民の支持は減る一方であることがはっきりした。これまでの派閥型や、世襲政治のような旧態依然とした後ろ向きの姿勢では、存在感が感じられなくなることだろう。明日の最終結果を見て、自民党に対して私なりに考えてみたいと思う。

2025年7月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com