2057.2012年12月30日(日) 今年の10大政治ニュース

 今年もあと残り2日となり、いよいよ押し詰まってきた。滞在中の二男家族は、まだ私が寝ている間に雨の中をディズニーランドへ車で出かけてしまった。居候中の長男も昨晩遅く帰ってきて、今日と明日の2日間マラソン仲間と伊豆・修善寺で合宿すると言って車で出かけた。

 疲れ気味の妻は、昨日買い込んだ新種のスマホ使用方法の習得に余念がないが、中々思うように行かないようで、夕方帰ってきた二男に細かい説明を受けて漸く少しは分ってきたようだ。まだ、家の中は大掃除が残っているが、年賀状は25日までに511通投函したのでまずほっとしている。やれやれと新聞を読んでいると、日経紙に政治部記者が選ぶ今年の10大ニュースが載っているのが目についた。

 トップ10は、①衆院選で自民圧勝、②野田首相、党首討論で解散表明、③消費増税法が成立、④政府、尖閣諸島を国有化、⑤自民総裁選安倍氏が逆転で再登板、⑥消費増税巡り3党合意。民主分裂、⑦北朝鮮がミサイル発射、⑧韓国大統領が竹島上陸、⑨政府、大飯原発再稼動を決定、⑩維新など第3極が合従連衡、だった。⑩の第3極の動静の中でも、橋本徹・大阪市長の「日本維新の会」結成とか、嘉田代表と小沢一郎氏の「日本未来の党」結成や分裂が具体的な表現で載らなかったのは意外だった。これも彼らの影響力の薄さを暗示しているのではないだろうか。

 因みに昨2011年は、①に震災・原発、菅首相、問われた初動、②北朝鮮の金正日総書記が死去、③野田内閣が発足、がトップ3に入っていた。いずれも政治にからむ事象なので、必ずしも山中伸弥教授のノーベル賞受賞や、日本中が関心を持ったロンドン・オリンピックのようなあまり明るい話題が載ってなくて気晴らしになることはない。特に、尖閣諸島と竹島問題で中韓両国との関係が急激に険悪になり、当分回復の兆しが見えないことが引っかかる。大飯原発再稼動は、6月にアンマンで見た現地朝刊紙に、再稼動反対のプラカードを掲げているデモの写真入り記事が掲載されるほど海外で注目されている。だが、ご本家のわが国内では毎週金曜日に首相官邸前で反対デモがあっても現実には具体的な効果が表れず、政府に押し切られてしまうほど弱いものだったのかと失望させられるとともに、その厳しさも思い知らされた。

 果たして来年は、安倍新政権が国民の期待に応えてくれる政治や外交を行って、更に景気浮揚をやってくれるのか、あまり大きな期待はできそうもないが当面注視していきたいと思う。

2012年12月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com