6467.2025年1月26日(日) 大相撲表彰式に出席した首相の行動

 もうじき春が訪れる。我が家でも梅の花はまだ蕾であるが、シジュウガラや他の小鳥がやって来る。しかし、まだ鶯はやって来ない。以前はよくきれいな啼き声を聴かせてもらったものだが、昨年はついにあの声を聴くことが出来なかった。今年こそは何とかあの鶯の美声を聴きたいものである。

 例年2月4日を立春と呼び、その前日3日を節分という。それが気象庁によると今年に限って1日繰り上がって、節分を2月2日に、立春をその翌日3日にするそうである。今年は地球と太陽の位置関係などから、立春が1日早まり、立春の前日も例年より1日早い2月2日になる。

 1年は365日であるが、地球が太陽の周囲を好転する周期は365日より少し長いことから、立春と決められた位置に到達する時刻は毎年少しずつずれていく。そのため4年に1度閏年を設けて調整しているが、ずれは完全にはなくならない。この立春のずれの調整と同じように、暦の上でも閏年とは別に、いつの日にか、閏年調整日のような1日が導入されることだろう。

 さて、存在感が今ひとつの石破政権は、昨晩になって3月に開かれる核兵器禁止条約の締約国会議に自民党国会議員を派遣するための検討に入った。先日昨年ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の代表者が、首相官邸で首相と面会し、核兵器禁止への具体的行動を起こすよう訴えたのに対して、やや冷たい対応をして被団協代表者らを失望させた。それは、せめて核兵器禁止条約締約国会議に政府代表をオブザーバーとして派遣するよう要望したが、首相から前向きな応えを引き出せなかったことが、現在の自民党政権の考えを表していると見られていた。

 しかし、日本政府としてはオブザーバー参加を見送ることをすでに決めている。ただ、今年が終戦、及び被ばく80周年の年に当たり、唯一の戦争被爆国として世界中から日本の対応に注目が集まると見られており、自民党としては会議に関与し、核兵器廃絶に向けた意志を国際社会に示したいとの思いもある。そこで石破首相は、今年もオブザーバーとして会議には参加しないが、非公式に広島県選出の議員を派遣することを決めたようだ。どうも煮え切らず、日本としての核反対の意志を世界に発信しようとの姿勢が見えない。被爆協のみならず、多くの日本国民を落胆させている。

 今日大相撲初場所が、千秋楽を迎え、3年ぶりに12勝3敗の3人の力士による優勝決定戦巴戦が行われ、大関豊昇龍が大関になって初めて優勝を遂げ、来場所横綱昇進への期待を持たせてくれた。優勝表彰式に、内閣総理大臣杯を通常国会開会中で問題山積の時でもあり、まさか石破首相自身は来ないだろうと思っていたところ、土俵上に首相が上がり、大きな首相杯を豊昇龍に授けていた。国民が見ているような際には、多忙の中でもよく顔を出すものだ。この辺りが石破首相の気配りであり、国民が等しく求めている核兵器禁止条約の締約国会議にはオブザーバーさえ出席させない思いやりに欠ける二面性である。

 今日も私のお腹の具合はすっきりしないが、明日もかかりつけの内科医で診てもらおうと思っている。

2025年1月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com