2188.2013年5月10日(金) 恩師の3回忌に想う。

 大学ゼミの恩師飯田鼎教授の3回忌に当る今日に合わせてゼミからご家族へお花をお贈りしたところ、ご丁重にも奥様からお礼の電話をいただき、懐かしさのあまり20分余も話し込んでしまった。まだ吹っ切れたという感じではないと仰っておられた。思いやりがあり、人情味のある先生だったので、奥様ばかりでなくゼミの誰もが同じように中々忘れられないのだ。

 奥様とは最近話題になった書について楽しくお話した。村上春樹著「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」、岸恵子著「わりなき恋」、百田尚樹著「海賊とよばれた男」、そして直木賞作品の黒田夏子著「abさんご」等々に奥様の読書感を伺った。大学で国文学を学ばれただけに大変読書家でおられ、それぞれ細かく分析されるのには頭が下がった。現在私自身読んでいる「abさんご」は、奥様も仰っておられたが、今まで見られなかった製本スタイルで右開きと左開きから成り、一瞬どちらから読み始めるべきであろうかと考えた。縦書きと横書きが混在して、また文章構成上漢字があまり使用されず、一つのセンテンスが長く、全体的に意味不明の文章には解読すること自体四苦八苦している。これはもう一度読むことになるだろう。

 偶然であるが、今日はわれわれ夫婦にとっても忘れがたい結婚記念日である。早いもので44年が経つ。大きな波もなく、まあ順調な結婚生活だったのではないかと思っている。われわれは見合い結婚だったが、今ではあまり見合い結婚は少なくなったようだ。2人の息子も好きな女性と結婚した。しかし、機会があると私は見合い結婚を薦めている。理由を言うと笑われるが、一般的に当たり外れがないということだ。

 さて、今日は淑徳大学・池袋サテライトキャンパスで「世界遺産」に関する公開講座があったので、講師として参考になるのではないかと思い聴講してみた。講師は旧国際観光振興会(現日本政府観光局)出身で何度か海外駐在経験のある同大講師の田中五十一氏だった。専門家として学術的な視点から深く掘り下げて講義されたが、私の講義方法とはまったく異なる講義の進め方で、参考になることが多かった。私なりに気付いた点は、受講者にとって楽しかるべき世界遺産がテーマであるので、もう少し楽しい話し方をしてみてはどうかということと、パワーポイントの切り替えに大分ロスタイムがあったので、もっとスピーディに、かつもっと大きな画像を映してくれると分りやすかったのではないかということである。だが、私たちが普通入手できない、日本政府観光局にコネがあるからこそ入手できたと思えるような資料を使い説明してくれた。大いに助かるし、来月にも予定している講義で試してみようと考えている。

2013年5月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com