2195.2013年5月17日(金) 最近の対米関係は悪化していないか。

 昨日に引き続き、二男家族と一日付き合って、夕方やや疲れを引き摺るようにして帰ってきた。元気な孫を見ることができて良かったと思っている。

 さて、昨今のメディア情報によれば、橋下徹・大阪市長兼「日本維新の会」共同代表の従軍慰安婦発言が予想以上に内外に波紋を広げているようだ。特に、アメリカが大分怒っている。日本人橋下氏個人の考えを、恰もアメリカ人の一般的な考え方でもあるかの如く「戦時下では慰安婦が兵士のストレス解消のためには必要だった」と述べたことが大分お気に召さないようだ。橋下氏の発言は、慰安婦は現実に存在して、それは日本だけに限らないと言ったことがアメリカも日本同様だったのではないかと思わせる発言だったことと、こともあろうに沖縄の米軍司令官に対してアメリカも沖縄の風俗業を活用すればよいと提案したこと、がアメリカを怒らせている。橋下氏の発言は言語道断で侮辱的なものだと相当いら立った口調で非難している。止せばよいのに向こう気の強い橋下氏はこれに懲りもせず反省するわけでもなく、逆に自身ツィッターで反論している。これでは対立はエスカレートするばかりである。国内でも沖縄県民や女性国会議員、有識者を中心に、女性の人格人権を著しく傷つけるものだと厳しい非難の矢が突きつけられている。今や「日本維新の会」は、四面楚歌となり良識ある人々の支持を失い地盤沈下の状態である。橋下氏がよほど心から反省し、発言を撤回し国民を納得させないと周囲に取り巻いた霧を消えさせる術はないのではないだろうか。

 もう一つ突然日米間にわだかまりを生じさせたのは、飯島勲・内閣官房参与の北朝鮮入りである。日朝間には話し合いの空気がないばかりか、一向に雪解けのムードさえ感じられない。北朝鮮の強硬なミサイル発射や、核開発問題が日本との関係をこじらせたばかりでなく極東地域に緊張を強いている。それが対北作戦で共同歩調を取ってきた日米中韓のスタンスであった筈である。北の申し出には、前記問題の撤回が条件との一札があった。その問題が解決しないうちに、米中韓に内密のまま日本が独断で隠密行動を取ったことである。中韓を訪れた後日本に立ち寄ったアメリカ政府の北朝鮮問題担当デービス代表が強い懸念を示し、韓国同様不快感を示している。

 ことの良し悪しを言う以前に、日本はどうして連携を深めなくてはいけない時期にこうした独自の行動でパートナー国に対して不信感を抱かれるパフォーマンスを行うのか。外交オンチと言われても仕方があるまい。

 安倍首相は自民党が復権成ってから日米の連携を固めることができたと自信たっぷりに語っているが、このザマは何だと言ってやりたい。

 どうも日本人政治家の外交センスと日本の外交力は、劣化しているのではないかと思わざるを得ない。

2013年5月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com