駒沢大公開講座のうち、「現代日本政治と報道論」は今日が今学期最終日となった。5日後の参議院選の話題に終始した。菱山郁朗講師は、自民党の圧勝に終わるだろうとの各新聞の予想を話されたが、もしそうなら日本の将来にとって危険信号だろう。今日は珍しく全学連中核派の話が出た。参院選に東京地方区に立候補している俳優・山本太郎にその中核派が応援メッセージを送ったという。中核派は今世紀に世界革命を起こすことを宣言している。どちらもどの程度本気なのか。授業後の僅かな時間に菱山講師と個人的に政治な話をしたが、どうも先行き暗い話になる。
さて、講座終了後地下鉄を乗り換えながら日比谷の東京會舘へ何とか開会時間までに間に合った。ペンクラブ7月例会だが、やはり暑さ負けか、参会者が少ない。一昨日小中陽太郎さんの小田実7周忌、並びにパリ祭記念キネコ撮影会で盛り上がった参加者がほとんど出席していない。例年のことながら参加者が少ないのはやはり寂しいものだ。
今日話をしようとしていたのは、浅田次郎会長である。先日書いたエッセイを掲載したJN紙をペンクラブ事務局気付で郵送したが、まだ手にしていないという。ちょっとがっかりである。6日に投函したので、8日には事務局へ届いていると思う。事務局にコンプレインを言った方が良いと思っている。コピーを持参したので、それを手渡しして「黒書院六兵衛」について四方山話をすることはできたが、浅田氏も六兵衛については依然強い関心を持っていると言っていた。近い内に単行本として出版されると言っていたので、改めて読んでみたいと思っている。