2262.2013年7月23日(火) イギリスにロイヤル・ベビー誕生

 イギリス王室に待ち望まれたロイヤル・ベビーが誕生した。今月中旬に誕生すると言われていたが、中々予定通り誕生というわけにいかず、病院周辺で取材体制に入っていた世界中からやって来たメディアをいらいらさせていた。これで漸く取材網もほっとして解散ということになるだろうか。‘IT’S A BOY’生まれたのは、男の子だった。3番目の皇位継承権者である。名前はまだ決まっていない。

 今では世界に王室は少なくなっているが、その中で最も権威のある英王室の世継ぎということでもあり、イギリスでは寄ると触るとロイヤル・ベビーの話で持ちきりのようで、王子誕生という明るい話題に久しぶりにイギリス中が盛り上がっているようだ。5月にはわが家でもロイヤル・ベビーならぬ5人目のグランド・チャイルドが生まれたばかりで、やはり嬉しいものである。

 ところで、最近わけが分らない、常軌を逸したような残虐な事件が頻発している。つい最近広島県で16歳の少女が元高等専修学校同級生とその友人、男3人及び女3人に車の中で殺害され、山中に捨てられた事件が格好のメディアのターゲットになっている。お互いにまったく知らない同年齢の少年少女同士が、携帯電話のソフトを使い遊び感覚で、いとも簡単に人を殺してしまうおぞましさにはぞっとする。

 ところが、一昨日山口県周南市内の山間集落に起きた5人の殺人事件にはそれ以上に度肝を抜かれた。2件の家が放火され中で高齢者3人が殺されているのが発見されたが、その近くの別の2軒の家でまた高齢者が殺害され、近所の老人が姿を消した。しかもこの老人は何やら、周囲をあざ笑うが如き川柳「つけ火して 煙り喜ぶ 田舎者」のような紙切れを自宅窓に張って行方をくらませる異端ぶりである。こういう今まで考えられないような悪辣で、愉快犯的な事件が起きるのは、現代の世相を反映している証なのではあるまいかと思うと空恐ろしくなる。

 さて、NHKの夜7時と9時のニュースに高校の同級生で、文化功労者でもある産業技術総合研究機構のフェロー・中西準子さんが、福島原発の除染に関する取材に応えていた。最近会ったことはないが、相変わらず専門家として元気に活躍している姿に感心している。同級生として頼もしい限りである。

2013年7月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com