昨日の続き。「日本維新の会」共同代表のひとり、橋下徹大阪市長が、参議院選挙敗北の責任を取って代表職を辞任する意向を示したが、執行役員会で慰留され引き続き代表職を続けることになった。
橋下氏は歯に衣着せぬ言動で物事をはっきり言い強い存在感をアピールしていたが、悪乗りして従軍慰安婦問題で非常識な発言をして国内外で四面楚歌となり、結局「日本維新の会」は伸び悩み、敗北を認めざるを得なくなった。
少々思い上がっていた橋下氏にとっては良い薬となったのではないだろうか。それにしても軽率発言で政党がもめるようでは、あまりにも国民を馬鹿にしてはいないか。結局政治家はダメだということ。
さて、北朝鮮は今日首都・平壤で大規模な軍事パレードを行った。朝鮮戦争休止60周年を迎えたことを記念した、相も変わらない宣伝行事である。北朝鮮の言い分は、朝鮮戦争の「休止」ではなく「戦勝」だそうで、今日は「戦勝記念日」だそうである。どこまで自己本位で、唯我独尊の国家なのか。
テレビでパレードの様子を見ていると、金正恩・第一書記がいつもの通り不細工な格好で登場し、演説は側近に任せて広場を行進する軍隊を観閲しながら、熱狂的な大衆に手を振る構図である。はっきり言って見飽きた姿である。このように世襲トップに権力を集中させて偶像化しないと国を維持していけないところが、この国の世紀末的なところだろう。
ところが、このところ北朝鮮では風水害で農産物が凶作となり、この馬鹿でかい広場にやって来られない国民は飢餓に苦しんでいる。そういう国家の恥部は、国民には知らせず、「将軍様のため」と言い聞かせて国全体で背伸びし自国の発展を外国にPRしている。日光東照宮の「見ザル」「言わザル」「聞かザル」を地で行っているのが北朝鮮の現状である。哀れなのは、知ってか知らずか、金第一書記を敬い、拝んで事実を知らされない素朴な国民である。
ところで、先日森喜朗元首相事務所から、森さんが多忙を理由に直接お話を伺う機会が期待できないような話だったので、昨日長谷川秘書に今取り掛かっているノン・フィクション全体の構成を変更する必要が生じるので、お会いしてお話を伺う機会をぜひ作って欲しいと改めて電話でお願いし、要点をまとめてFAX送信した。原稿はまだ半分程度しか書き進んでいないが、文の構成を根本的に変えることはそう簡単ではない。来月10日までに決めて欲しいとお願いした。
その点について今日先輩の佐々木信也さんに現状をお伝えした。佐々木さんには、湘南高が甲子園で優勝した時の佐々木さんの個人成績についてお尋ねした。4試合で16打数6安打、準々決勝の松本市立高戦ではサヨナラヒットを打ち、決勝戦の対県立岐阜高戦では逆転のきっかけを作った先制点を叩き出したことを話していただいた。数字的な記録も大切だが、それを知ったうえで試合内容や経過をイメージさせることが文章ではより大事だと思っている。これをうまく文章化させ臨場感を感じてもらえるようなノン・フィクションにしたいと思っている。