6076.2024年4月10日(水) また暴露された小池都知事の学歴詐称

 昨日のブログに書いた小池百合子・東京都知事の学歴詐称について事実を知りたく思い、今朝発売された「文藝春秋」5月号を早速購入し通読してみた。緊急特集「小池百合子都知事  元側近の爆弾告発」は、側近だった元「都民ファーストの会」事務総長だった小島敏郎・弁護士が告発した記事である。副題には「都知事のウラの顔」と題して、大筋次のような経緯が明かされている。

 小島氏と「都民ファースの会」選出都議だった樋口高顕・千代田区長、ひとりのジャーナリスト、そしてカイロで小池知事と2年間ともに生活していたエジプト在住の北原百代氏が、小池知事の偽りの学歴について事実を暴露している。

 結論的には、小池都知事が4年前の都知事選で初めて披露したカイロ大学首席卒業の学歴は、まったくのウソだと改めて分かった。小池氏をよく知る北原氏は、彼女がカイロ大で落第したとまで証言している。小池氏の学歴詐称とそれを隠蔽するために駐日エジプト大使館まで巻き込み、カイロ大学に無断で卒業を証明した背反的な行為など、暴露した上記3人の関係者にも偽証に加担した責任が伴うと思う。小池知事の学歴詐称を当初手伝わされた上記3人の関係者も、知事に忖度した幾分身勝手な行動でカイロ大卒業の学歴詐称に関わったと言える。3人の非モラル的行為により、今では小池氏は学歴詐称問題は晴れて解決済みのように振舞い、政治的な力を増し、増長して都政より、むしろ総理大臣の座に関心を向け始めたことなどを懸念して、3人は今回の事実告白に至ったようである。

 中でも一番説得力のあるのは、カイロで同居していた北原氏のカイロ大在学時の学業についてである。北原氏は、止むに已まれずベストセラー作家石井妙子氏に相談して本名など事実を話し、それが石井氏の著作「女帝 小池百合子」に反映されて発行され、ベストセラーとなった。北原氏は小池氏とともにカイロで生活して身近に小池氏を見ていただけに、小池氏の人柄、性格、能力、学業成績、人間関係、関心事などを知り尽くし、遠慮がちではあるが、小池氏の私生活面まで話し出した。カイロ在住中小池氏がアラビア語の出来る日本人と結婚したが、まもなく離婚したことなどまで曝け出した。

 外交関係にまで突っ込む不条理な行動で、自らの汚点である学歴詐称を貫き通し、大臣にまでなって皇居の認証式に向かったニュースなどに北原氏はハラハラしていたという。年齢的には小池氏より11歳も年長で小池氏をよく知る北原氏が、小池氏はカイロ大を卒業していないと断言している。4年前2度目の都知事選で学歴詐称がばれ掛けて危うかったが、小島氏ら取り巻きがエジプト大使館を巻き込むという緊急連係プレイによって、学歴詐称がばれず何とか危機を脱することが出来た。しかし、今年7月その知事任期が終わり、知事として3期目を目指す直前になってまたもや4年前と同じ事態となれば、前回と同じ学歴詐称問題が公職選挙法違反として、再び取り上げられ小池知事にとっては大きな障害となり、致命傷になりかねない。

 これから「文藝春秋」発売後の小池知事への反響はどう表れるだろうか。大変興味深い。また、学歴詐称が解消されないまま、相も変わらず偽りの経歴を引っ提げて小池知事は、3期目に挑戦するだろうか。

2024年4月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com