5642.2023年1月31日(火) プリンター問題解決とミャンマー風前の灯

 昨日パソコンのプリンターが不具合だということで、今朝ITコンサルタントのK氏にわざわざ車で来宅してもらった。黒インクがプリントされないということから、インクも用意され、ある程度不具合に解決の腹積もりがあるようだった。案の定PC画面と黒色の現れない画像を見て見当がついたようだった。早速画面とにらめっこされ勘所を掴んだようで、プリントされた画像とPC画面を見ながら、解決の手づかみを掴んでいるようだった。しばらくしてテスト画像をプリントして、もう解決だった。やはりプロはプロだなぁと感心するばかりである。我が家におられたのは、ほんの30分足らずだった。これですっきりした。

 さて、ロシア軍がウクライナへ侵攻してから2月末には1年となり、最前線におけるウクライナ軍へ兵器供与を巡って各国それぞれの思惑があるのか、送られる兵器は、戦車にしてもそれぞれ異なるタイプで使用方も異なり、兵士は前線で苦労しているのではないかと推察される。

 このウクライナが脚光を浴びている陰で、2年前の明日2月1日に軍事クーデターによりアウンサンスーチー国家顧問率いる国民民主連盟(NLD)による民主派政権が追放されたミヤンマーでは、この2年間に経済と治安が大分悪化したと言われているが、今世界のメディアの取材はやや足を退いている印象を受ける。クーデターの4か月前2020年10月に行われた総選挙でNLDは圧勝した。国軍は選挙に不正があったと文句をつけ、その実内心では民主派政権にはとても対抗出来ないと悟った軍部は、クーデターを計画し、国民の間で圧倒的な人気を誇るスーチー氏を貶め、クーデター発生と同時にスーチー氏の身柄を拘束し、軍事裁判でスーチー氏に汚職などいくつもの罪状を押し付け、33年の刑期を押し付けた。こうして半永久的に彼女を選挙から排除するつもりのようだ。

 今年8月までには総選挙を実施すると国軍はアピールしているが、スーチー氏は解放される望みはなく、3年前の選挙ではあれほど圧倒したNLDが勝てる見込みはなく、国民の間にはしらけた気分が横溢しているようだ。当初は国軍に抵抗していた若者層も国軍の弾圧にちりぢりとなり、相対的にその力は弱まった。若者は麻薬に手を出し、あくまで抵抗しようとする若者は、国外へ脱出している。全体に国内外で難民となった国民の数は、150万人を超えたと言われている。強気のミンアウンフライン国軍最高司令官は、欧米諸国とは交渉する気はなく、ロシアと中国だけにしか踏み込んだ外交ルートを歩もうとせず、世界から孤立しつつある。民主派勢力を駆逐した非道な国軍を国際社会がこのままのさばらせたままにしておいて良いものだろうか。

 真のミヤンマー人は、優しく、人当たりが良く、親切で誰からも好かれる国民性である。しかし、それも戦争となると一変するようだ。これまで多くのミャンマー人と交流してきたが、高齢となった彼らはほとんど旅立ってしまったが、あの当時若かった彼らは今どんな気持ちで国軍が統治する国を見ているのだろうか。

2023年1月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com