5365.2022年1月19日(水) 大変だぁ~。コロナ感染者過去最多

 新型コロナウィルスの感染拡大が止まらない。昨日は大阪府の新規感染者が過去最多の5,396人で、全国的にも過去最多で3万人を上回り、政府は「まん延防止等重点措置」に首都圏の1都3県や、東海3県などを合わせて13都県を対象とすることに決定した。そこへ何と今日は東京都で過去最多の7,377人、大阪でも昨日を上回り6,101人が発症した。全国的にも昨日を上回る過去最多の41,485人となった。大変な膨張である。

 それでも世界的には、アメリカのように連日60万人超、イギリスの10万人超、フランスの23万人超、ブラジル30万人超のように桁違いに多い国に比べれば、まだマシと言えるのかも知れないが、一向に先が見えず、終息の見通しも立っていない。空恐ろしいことである。

 国内ではこのコロナに加えて、トンガの火山噴火の話題が大きく取り上げられている。トンガでは30を超える島々に島民が住んでいるというが、その中には全住宅が倒壊した島もある。通信施設が破壊されて、現地の状況が中々伝えられなかった。幸い次第に状況が伝えられるようになったが、それによると津波の高さは最大で15mに達したという。また、火山灰が周辺に降り積もり標高の低い島では全住宅が倒壊した。案じられていた首都ヌクアロファ空港の滑走路上にも火山灰が積もって航空機が着陸することが出来ず、支援物資は届いていない。ミュージーランド政府は、緊急に飲料水を艦船で届けるというが、前途多難な状態である。

 日本政府はコロナ対策で頭の中は一杯のようだったが、遅まきながらトンガへの支援を公表した。東日本大震災の折に、被災地にいち早く義援金を送ってくれた、トンガの人びとの親切と好意に酬いるためにも当然である。

 さて、今日セルビアに住んでいる友人の山崎洋さんからメールをもらったが、先日日本のメディアがアメリカ・メディアに沿う傾向があることについて、報道の不平等だとご尤もなことを伝えてくれた。

 今日は全豪オープンに出場を拒否されて帰国したセルビアのノバク・ジョコビッチ選手についてのコメントである。ジョコビッチの立場を同じセルビア人として擁護するのは、当然でもあるし理解出来る。それにしても腑に落ちないのは最初に入国を拒否され、ジョコビッチが裁判所に訴えたら主張が認められたことである。それで出場出来るのかと期待していたら、オーストラリア政府がこの判決を無視して、入国を認めずビザを無効とした。これに関して意外にも上級裁判所がジョコビッチの申し出を退けた。この辺りは政治的な匂いが強い。その後話題が世界中に広がり、彼の今後の活動も制約されそうな雲行きになってきた。ジョコビッチは、仮にも全豪優勝9回を誇り世界ランク1位で、世界でトップ・レベルの選手であり、これから全英、全仏、全米と世界の4大タイトルが開催される中でその活躍の舞台が制約されそうだという。コロナの2回の予防接種を義務付けられているにも拘わらず、それを拒絶していたことが原因のようだが、それに対しては他に対処法がある筈である。これほど優れた選手の出場の機会を奪ってしまうのは、気の毒でもあり悲しいことでもある。ジョコビッチ個人にとってばかりでなく、世界のテニス・ファン、スポーツ・ファンにとっても勿体ないことである。何とか、再びコートの上で活躍する機会を与えることが出来ないものだろうか。

2022年1月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com