5354.2022年1月8日(土) 沖縄米軍基地はコロナ世界最多感染地区

 昨日退院した妻がまだ痛みを感じるようで、気だるそうにしてあまり動こうとしない。今朝具合を尋ねたら、昨日よりは好いと言っていたので、明日以降の回復を願うばかりである。夕食準備のためスーパーへの買い物もひとりで出かけたが、やむを得ないだろう。

 昨日中川利男・日本医師会会長が、新型コロナウィルスの感染は第6波に突入したと語っていたが、その通り今日も感染拡大の勢いは止まらない。全国で先週に比べて15倍もの新規感染者数を記録した。2日以降昨日まで、その数は553、779、1,265、2,635、4,474、6,208、8,480人とうなぎ登りに増加している。東京都内では今年に入ってから、79、84、103、151、390、641、922人と昨日までの7日間は右肩上がりである。そして、今日はついに千人を突破して1,224人となった。前年に比べるとこの年末年始の人出が、大幅に増えたことが原因のひとつのようだ。そして驚くのは、沖縄県の新規感染者数の増加である。今日までの3日間でも、981、1,414、1,759人と毎日過去最多を記録している。

 沖縄県が急速に感染拡大したのは、在日米軍基地内にコロナ発症者が多くなったことが全沖縄県の感染者数を底上げしている。こんな驚愕すべき数字がある。最近1週間で10万人当たりの新規感染者は、世界で最多の感染者がいるアメリカが358人、イギリスが901人だそうだが、沖縄基地内の軍人、軍属、家族を合わせて基地関係者アメリカ人は何と1,905人だそうだから、断トツで多い。世界最多のコロナ感染者であるアメリカ人の分身が沖縄基地に在住、勤務しているのである。日本人にとっては嫌な荷物を押し付けられたような感じである。アメリカ側からは詳しい情報は伝えられず、日米地位協定を盾にアメリカは、沖縄県民の心情を斟酌する気持ちがない。あまりの感染拡大に、漸く林外相がアメリカのブリンケン国務長官に日米2+2会談で実情を伝え、アメリカ合衆国と在日沖縄司令官に善処を促したところだ。日本政府は、もっとアメリカに言うべきことは言わなければいけない。

 さて、今日全国高校ラグビー決勝戦が、例年通り大阪・花園ラグビー場で行われたが、終始テレビ観戦で楽しんでいた。私が高校でラグビー部主将を務めていた当時は、母校の成績はパッとしなかった。それが近年は実力をつけ、その活動の様子が先日テレビでドキュメンタリーとして放映されたほどである。その母校を神奈川県予選3回戦で60-0のスコアで破った全国大会3連覇を目指した県代表校・桐蔭学園に、一昨日準決勝で撃破した国学院栃木高と、大阪の東海大大阪仰星高が対戦した。かなり白熱した戦いだったが、東海大大阪仰星高が、36―5で勝ち、4年ぶり6度目の優勝を飾った。

 この試合のゲスト解説者だった橋元徹・弁護士が、自身大阪代表・北野高校選手として花園大会に出場した経験から、若い高校生の試合をべた褒めしていたが、いくつか面白いことも話していた。そのひとつは、選手の体つきのことで、以前の選手は厳しい訓練というと長距離走で鍛えられた。そのため身体は肉が落ちやせ型が多かった。ところが、近年はウェイト・トレーニングや、ストレッチで身体を鍛え上げる傾向があるせいか、胸周辺が盛り上がった肉体改造に力を入れているようで、全選手とも筋肉マンが多いという感想だった。そのため最近は筋肉モリモリの選手が目につくと言っていた。言われてみれば、確かにその通りだと思う。政治的、社会的発言で平素は辛口のコメントを発している橋元氏も、こと愛するラグビーのことになるとメロメロである。

2022年1月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com