5229.2021年9月5日(日) パラリンピック滞りなく閉会式

 ここ数日、夜間になると決まって雨が降る。昨晩から今朝にかけても降雨があり、パラリンピックの最終日に当たる今日は、朝から陸上競技で各種のマラソンが行われていた。男女とも複数種あるマラソン・レースで女子視覚障害T12 で、道下美里選手が前回リオ大会の銀メダルに続いて、金メダルを獲得した。雨交じりのレースだったが、このまま天候が好転しなければ、折角予定されている閉会式も雨に邪魔されるのではないかと心配していたところ、午後から空が明るくなってきた。7、8月に行われたオリンピックの開会式、閉会式に比べて、パラリンピック開会式は比較的好評だった。今度は閉会式でどんな目新しいデモンストレーションが演出されるのか期待していたが、期待を裏切らなかった。オリンピックの閉会式より洒落ていて、オリンピックが謳った時代に対応した「ダイバーシティ(多様性)」に溢れていたと思う。パラリンピックのモットーは「We have wings」で、閉会式のコンセプト「Harmonious  Cacophony 」(調和のとれた不協和音)の下に2回に分けられたショーも内容的に良かったし、全般的な構成が良かった。後半フランス国旗掲揚と国歌「ラ・マルセイエーズ」演奏では、画像がルーブル博物館内とパリ・エッフェル塔前広場からライブ中継された。いずれも中々良かったが、相変わらずフランスらしく誰ひとりマスクを着けずに密集状態だった。開会前は開催云々でとかくの非難、中傷もあったが、ともかく無事に閉会式を迎えられて良かった。心配していた空模様も問題なかった。

 終わってみて、コロナ禍の中で日本という国はこういうイベント開催を何とかやり遂げるパワーの潜在力を有しているのだと改めて思った。取り敢えず、これで国家事業のオリンピックとパラリンピックを滞りなく終えて、明日からは改めて最大の課題、コロナ対策に国を挙げて取り組み解決しなければならない。

 さて、自民党総裁選に向けて立候補者と立候補を検討している自民党議員らの動きが伝えられているが、現時点で立候補を表明したのは、岸田文雄・前政調会長だけである。それにも拘わらず、外野席ではすでに世論調査まで実施されている。共同通信社の電話による調査では、河野太郎・行革相が31.9%でトップを占め、2位が現在出馬を検討中の石破茂・元幹事長の26.6%、次いで岸田氏の18.8%だった。この他に出馬が予想されているのは、高市早苗・前総務相、野田聖子・幹事長代行、一度は立候補を表明したが、その後取り下げた下村博文・政調会長らがいる。

 河野氏は、世襲議員として知名度が高い。特に新型コロナウィルスでは出面が多くなり、
割合はっきりものを言うことからクローズアップされることが増え、その点では得していると思う。

 しかし、少々自意識過剰にして目立ちたがり屋で、傲慢な点が些か気になる。今ではワクチンに関する担当責任者として、ワクチンの接種、ワクチン剤の購入・配布などを仕切っているが、小さいながらもトラブルが頻発している。この辺りは功を焦って慎重にことを運ばない河野氏のマイナス面がボロを出したのだろ。敢えて言えば、今回は辞退して修行を積んでから出直した方が良いように思う。

2021年9月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com