5195.2021年8月2日(月) 人間ドック受診でいろいろあった。

 人間ドック受診のため信濃町の慶應病院まで出かけが、付随的にオリンピック・メイン会場のロマン溢れる空気に触れることが出来た、と同時にドック受診後思いも寄らないトラブルにも見舞われてしまった。

 1年に1度の恒例となった人間ドックの受診日である。昨日までに慶應病院から事前のPCR検査の結果で陽性の連絡がなかったので、新型コロナウィルス患者ではないことは確認済だった。いつも通りMRI検査や十二指腸の内視鏡検査、その他いろいろな検査を受けたが、今日の内視鏡検査は少々厳しかった。以前の内視鏡検査で今日ほどきついと思ったことはなかった。手指と同じ太さのチューブを口から1.5mばかり差し込んで写真に撮るのだから、肉体的にきついことは覚悟していたが、過去には内視鏡検査で厳しい記憶がほとんどない。情けないことに幼児のように涙、鼻水、よだれを出したのは実に久しぶりのことである。内視鏡の医師から内視鏡検査の写真も見せてもらい、ほとんど心配するような問題はないとの話だった。総合的にもあまり大きな問題はないということでホッとしている。ただ、便潜血反応で血痕が交じっていると指摘され、早めに専門的に診てもらった方が良いとのお勧めがあったので、すぐに紹介、予約をしてもらい12日に消化内科で診てもらうことになった。

 病院11階の帝国ホテル・レストランでランチを楽しみながら、周辺の景色を眺めていた。ちょうど同じ高さに今オリンピック陸上競技を開催中の国立競技場の屋根が見える。改めて周囲の森が建物に溶け込んで落ち着いた素晴らしい環境の競技会場だと思った。だが、周囲の人出は、やはり無観客、及び周囲が交通整理されているネットのせいで、静かな環境に包まれている。コロナさえなければ、ここに多くの人びとが溢れてオリンピックが熱狂の中で開催されている筈だが、とてもそうは思えない素晴らしい雰囲気である。喜んで好いのか、意外と言ったら好いのか、全体の環境は滅多に見られないほど静かで、神宮の緑に調和したスタジアムに厳粛さを感じた。

 ところが、受診がすべて終わって最後に代金の支払いに際し、カード支払いでひと悶着あった。処理することは出来たが、病院や私自身の責任ではなく、不愉快な目に遭ってしまったのである。

 代金支払いの場で、先日再発行したばかりの三井住友ビザ・カードが使えなかったのである。こんなことは初めてである。そのつもりでいただけに、請求額分の現金は持ち合わせておらず、結局銀行振り込みということになってしまった。

 昨年12月ビザが私の銀行口座から、名も知らない外国名企業の請求額を引き落としされる寸前に気が付き不審に思い、三井住友カード会社へ連絡したところ心当たりのない怪しい請求だったと分りビザはその引き落としを停止した。その後ビザ・カード会社から安全のために私のカード№を変更した方が良いとのアドバイスで№を変更したわけである。それが今日のように使用出来ないとすれば、カード・ホルダーはどう対応すれば良いのか。カード会社の言うなりに従ってカードが使用出来なくなり、結局恥をかかされ、結局はカードが使用出来なくなってしまったのだ。

 今やデジタル化時代に入り、現金支払いよりカード利用のキャッシュレスが一般化しているようだ。そこには当然カード会社にとってもメリットがある。ところが、カードによる顧客へのサービスが追いつかず、彼らに迷惑と負担をかけている。この実態をカード会社は何と心得ているのだろうか。カード会社に言わなければ個人のトラブルはそのまま見過ごされてしまうだろう。これは三井住友カード会社に、はっきり事実を知らせる必要がある。それにしてもこんな初歩的なミスが大カード会社で日常茶飯事に起きるとは、怖くてカードなんか使えない。実は、ビザ・カードでトラブったのはこれが初めてではない。どうしてこういう初歩的な事故がしばしば起きるのだろうか。企業の体質としては意図的とも思えて、偽装報告をして非難を浴びている三菱電機と何ら変わらないではないか。モラル喪失であり、実に情けない。日本の旧財閥のモラルもこの程度のレベルに落ちてしまったということだ。強く反省を促したい。

2021年8月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com