5184.2021年7月22日(木) 「千年に1度の豪雨」は「白髪三千丈」では?

 昨日朝2つのパソコンがハッカーに襲われ、ホームページ(HP)が見られなくなった。他の外部アクセスに支障はなかったが、HPだけ機能不全となってしまった。急いでITコンサルタントに連絡を取っていると、しばらくして彼から電話があり、他にも彼の顧客がハッカーに襲われて見られなくなったが、解決したと言うので、スイッチをONにしてみると確かに回復していた。これまでにも同じような騒ぎがあったが、今中国のハッカーが世界中を荒らしまわっているとの情報があり、アメリカでは国防省やFBIが神経を尖らせている。我々も気をつけなければいけないが、残念ながらハッカーの侵入を防ぐ手立てがない。

 中国と言えば、昨日河南省鄭州市で記録的な豪雨に襲われ河川が氾濫して洪水が市内に流れ込み市街は水浸しとなった。地下鉄の駅構内にまで浸水し電車が駅で水没する有様である。確かに映像で観ると道路は水没して洪水が流れている。その豪雨は中国観測史上最大を記録し、「千年に1度」というそうだから驚くが、少々大げさではないだろうか。元々中国には古来言葉を大げさに誇張する名残りがある。その典型は高校の漢文で習ったことがある、李白の詩「秋浦歌」に書かれた「白髪三千丈」であろう。憂いが重なって毛髪が白くなり三千丈(約9千m)にまで伸びたという誇張表現の代表例である。

 最近のコロナ禍に際して、連日アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学が公表する中国の新規感染者数と死者数が、実態とはかけ離れているように思える。誇張の真逆で少な過ぎてその数値をそのまま信用して良いものかどうか躊躇するところである。

 実際一昨日20日までの1か月間における中国全土のコロナ新規感染者数は、全世界で1日当たり52万余人が新規感染し、2万2千人が命を落としている時にほんの812人である。死者に至っては僅か2人である。これがコロナ発生の地とされる中国の実態だろうかと首を傾げざるを得ない。昨日1日で日本ですら感染者が5千人弱、死者は20人だった。況してや1か月ほど以前に深圳空港でデルタ株感染が判明して、空港内全店舗を閉店し、空港への立ち入りを禁止して空港をすべて消毒した騒ぎがあったばかりの中国で、この数字は信じがたい。どうも中国政府の公表する公的数字や資料の信憑性への疑念が拭えず、俄かには信じることが出来ない。真実を公開することはコロナ収束には必須であり、世界の保健医学への責任でもある筈である。

 新疆ウィグル族への人権侵害、香港における自由と民主化弾圧、公海上への強引な海洋進出など国際法に触れる行為等々、中国政府は世界各国からの批判に対して、決まったように内政干渉と反論するが、公平に見てそれ以前に中国自体が国際社会のルールを守る責任があり、批判にも素直に耳を傾けることを求められている。

 さて、今日は暦の上では、「大暑」だそうであるが、とにかく暑い。福知山市、京都市、桐生市の最高気温が36.3℃だったが、都内でも34℃を記録した。最近は午後5時を過ぎてから日陰をウォーキングしているので、少しは救われるが、これから暑さは益々上がる。オリンピックの参加選手たちの気持ちが思いやられる。精々テレビで彼らを声援しようと思う。

2021年7月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com