5106.2021年5月5日(水) 近著上梓の出版社と今後の対策を話し合い

 このところ新型コロナ・ウイルスの勢いが増して、自治体の中には新たに緊急事態宣言を発出することを検討しているところもある。各地の首長さんが連休中は人混みを避けて自宅で過ごして欲しいとお願いをしているにも拘わらず、歓楽地では人出が増えている有様である。外出中の若者にインタビューするとマスクを着ければ大丈夫だとか、ずっと家にいるとストレスが溜まるので、様子見に外出したなどと無責任な声が聞かれる。いくら自粛を求めてもこういう若者がいる内は、コロナは終息しないのではないかと悲観的な気持ちになる。

 今や世界のコロナ感染者は1億5千万人を超え、死者は230万人を超えた。特にインドでは、ヒンドゥー教のお祭りシーズンを迎えて人が密集するのを避けられなかったことが響いているようだ。

 さて、今日拙著「八十冒険爺の言いたい放題」の出版社「はるかぜ書房」の鈴木社長と、日ごろ何かと世話になり今回も出版社を紹介してくれたITコンサルタント、それにITコンサルタントを私に紹介してくれた高校時代の友人が、拙著のこれまでの編集と販促、そして今後の連携と販促計画を話し合うために自宅へ来てもらった。本来なら自由が丘駅前のカフェで会うところだが、カフェでは緊急事態宣言下に「三密」が懸念されるので、拙宅に来てもらい、4人がソーシャル・ディスタンスを保ちながら話し合った。

 拙著初版は1月15日に発行されたが、発売直後はかなり反応があり、売れ行きも上々だった。その内に大分誤植が見つかり、その修正について出版社の対応が充分ではなかったために、増刷が遅れてしまった。改めて約束をきちんと取り交わし、今日受け取った修正原稿を10日までに見直し、表紙帯を一部修正し、今月末には増版発行という凡その計画を確認し合った。また、販促計画についても2つほど話し合った。その中で大手書店のジュンク堂が行っている新作品紹介セミナーに参加させてもらえるなら、ジュンク堂チェーン書店で販売が見込めると期待することが出来る。これまで出版社との行き違いもあったが、新たな販促計画を立てることが出来てホッとしている。これから受け取った修正原稿にいち早く目を通さなければいけない。

 今日は「こどもの日」で、連休の最終日だと思うとホッとする。祭日であるので、当然今日の夕刊は配達されない。昨日の本ブログにも書いたことだが、連休で4日間も夕刊が配達されない。そのうえ、明日は朝刊が来ないようだ。少し新聞休刊日が多過ぎやしないだろうか。最近の新聞は、興味を呼ぶような内容の濃い取材記事が少なくなった。昨今新聞購読者が年々減少しているというが、その原因は読書離れと新聞代行としてスマホの活用が言われている。しかし、そればかりではないと思う。新聞自体に読者の興味と関心を呼ぶ記事が少なくなったのだ。連載小説もあまり面白くない。ストーリーもつまらないし、分かり難い。それに、主人公・キリスチャンの海軍士官が何を言い、何を行おうとしているのか、心に思っていることをぶつぶつ言ったり、ノートに書き留めているが、とんと分からない。現在朝日朝刊に連載中の池澤夏樹作「また会う日まで」は、作者が自らの遠戚で実在の人物を描いた小説だが、細かいことをくどくど読まされるだけで、連続200回を過ぎても読み続けていたが、あまりのつまらなさに読むのを止めてしまった。池澤は芥川賞作家ではあるが、いつも優れた作品を書けるわけではない。新聞社も事前に作品の内容をチェック出来ないものだろうか。つまらない小説に付き合わされては読者も堪ったものではない。

2021年5月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com