上野浅草フィルハーモニー管弦楽団の年間2度行われる定期演奏会の観賞に浅草公会堂へ出かけた。ゼミの仲間の一人、赤松さんが長い間チェロを演奏している。このオーケストラは、いつも難しい曲ばかり演奏して中々理解しにくいが、残念ながら今日も知らない曲ばかりだった。ワーグナーの歌劇「リエンツィ」序曲、ストラビンスキーの組曲「火の鳥」、そして最後はブラームスの交響曲第4番ホ短調作品98である。私のようなクラシック素人には、ちょっと難しい。演奏会を楽しむというよりむしろゼミの仲間たちとわいわい話合って、雷門にある永井荷風お気に入りのレストラン「アリゾナ」で美食をいただくのが至福の時である。中には健康状態がやや気になる人もいるが、このままいつまでも健康で楽しいサークルであって欲しいと願っている。もちろん次回11月のコンサートも観賞するつもりだ。
今日は海外旅行中ということから、常連の夫婦3組が参加しなかったが、その内の一人、利光國夫さんが、現在発売中の「文藝春秋」7月号の「同級生交歓」に成城学園小学校時代の同級生6人と並んで映っているという。帰りに同誌を買ってみたところ確かに利光さんの英姿があり、同級生のコメントも書かれていた。これも少なからずゼミの誇りであり、嬉しいことである。
さて、昨日告別式に出席して帰宅したところ妻の携帯へ長男の嫁からメールで彼らの小六と小四の2人の娘について嬉しい知らせがあった。2人とも大阪、京都、奈良の3府県合同の小学生百人一首コンクールで2位に入賞したという。小六の娘が小学生の部で、小四が初心者の部でそれぞれ2位とはわが孫ながら、あっぱれだと早速長男にお祝いの言葉を送った。2人とも絵も上手なので、ともにさらに多面的に力を伸ばして欲しいものだと思っている。それにしてもこの次はどんな成長ぶりを見せてくれるか楽しみである。