11月に拙著の出版記念会を計画しているが、その場で音楽を提供してくれるという甥の江上友彦くんと自由が丘駅前で、妻を交えて大凡の打ち合わせをした。以前から彼が音楽活動をやっていることは知っていたが、偶々この出版記念会を機に、妹がお祝いにプロ活動を行っている息子を手伝わせると言ってくれた。
まだすべてが決まったわけではないが、大体のことは固まった。「江上友彦トリオ」として、彼がリーダーとしてベースを、あと2人にピアノとドラムを演奏してもらうことになった。有り難いことである。昔彼が幼少の頃は度々会ったが、今日会ったのは実に久しぶりである。CDも出して立派なプロ・ミュージシァンとしてやっていることを知り、伯父として嬉しい気分でもある。出版記念会当日には「江上友彦トリオ」が雰囲気を盛り上げてもらえると思っている。
今朝新聞に「まわる交差点」という面白い記事が載っていた。交差点に信号がなく、車が回転するようにして目的の出口から出て行く。ラウンドアバウト(Roundabout)というのだそうだが、これが日本でも実験段階を経て取り入れられようとしている。それにはメリットがあるようで、車の通行量の少ない場所ではそれなりの効果があるようだ。実際海外ではこのラウンドアバウトを結構見る。だが、問題は車の通行量が増えてくると交差点の中で車が詰まって外側を走る車が増えるため、反って交差点の中で渋滞している光景を見る。
初めてこの方式に出会ったのは、バンコックだった。中々スムーズに流れるものだと感心していた。それが毎年バンコックを訪れるようになるに連れ、車も混んできた。そして、何年後かにはこのラウンドアバウト方式を止めて、信号機が設置され普通の交差点になった。すると混雑が少し解消された。つまり車の通行量が少ない時は、この方式が効果を挙げていたが、車が増えるに従い車はスムーズに進まなくなり、問題となった。ほぼ毎年のようにバンコックに行き、交通量の増加を見ていて実感としてこの方式のメリットとデメリットを知ったような気がする。
しかし、今日の日本では車の通行量はほとんどの交差点で増えていると思う。それを何ゆえ今頃になってこのラウンドアバウトを検討のうえ、取り入れようとしているのだろうか。よく分からない。