4795.2020年6月28日(日) 東京都知事選が盛り上がらない。

 18日に告示された東京都知事選挙の投票日は、1週間後の来月5日である。雨後の筍の如く過去最大の22名が立候補した今回の選挙は、新型コロナウィルスの影響もあり、さほど大きく報道されることもなく、今ひとつ盛り上がりに欠けるような気がしている。現職の小池知事は、連日コロナ対策に追われてネットでアピールすることにして街頭における選挙活動はしない。各候補者の論戦も見られず、いつもならヒートアップするところだが、とてもそんな状況ではない。

 近所に設置されている候補者用ポスター掲示板を見てみたら、まだ22名の内12名の候補者しか自身のポスターを貼ってなかった。ポスターがない10名の候補者は最初から当選する気持ちはなく、何のために立候補したのか。選挙民から見ればふざけているような気がしてならない。300万円もの供託金を納めて、有効投票数の10分の1を獲得しなければそれは没収される。候補者の内、恐らく半数は没収されることになるだろう。候補者の中でも首を傾げたくなるのは、東京都選挙管理委員会が発行し、各有権者へ配布している選挙公報に名前すら掲載されていない候補者がいることである。この牛尾和恵と名乗る33歳の女性候補者については、経歴はもちろん、都知事選立候補に当たって都民に何を訴えようとしているのか皆目分からない。HP上に書かれた知事としてやりたいこともあまりにも抽象的過ぎて何を訴えているのか見当もつかない。更に、顔写真もなくアピール度が弱い。

 結局立候補者の数は多いが、選挙戦を闘うのはその内4分の1の5名程度であろう。こういうコロナで深刻な時期に都知事選が行われることは、万やむを得ないことではあるが、随分無駄が多いと感じている。

 さて、コロナウィルスによる自粛要請の中で、政府がすべての国民に特別定額給付金として10万円を給付することが決まり、過日送られてきた申請書に必要事項を書き込んで世田谷区役所へ郵送した。それからかなりの日時が経過したが、10万円は未だ入金されず、どうなったのかと気になっていたところ、支払業務で初期対応に若干トラブルがあったせいもあり、各自治体によって対応がバラバラで、そのせいかすでに入金された地方でも入金日については大分バラつきがあるようだ。

 一般的に大都市では遅れが目立っているが、全国的には24日現在で支払われたのは、全体の64.7%だそうである。支払われた割合は、上は熊本市の95%から、下は大阪市の3%まであり、東京都23区内でも葛飾区の84.3%を筆頭に世田谷区は最低の12.4%である。これでは入金はまだ当分先のことだろう。

 ところで、日本時間の今日午前7時時点で、世界の新型コロナウィルス感染者の数は1千万人を超えた。感染者が最も多いのは依然アメリカで、250万人を超えていて、死者は12万5千人余りに上っている。世界で2番目に多いブラジルの感染者は130万人を超え、死者も5万7千人に上っているという。この様子から推して感染第2波がやってくることが心配である。

2020年6月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com