4703.2020年3月28日(土) ‘NATIONAL GEOGRAPHIC’誌4月号が変わった。

 今日も1日中新型コロナウイルス関連ニュースがテレビを席捲していた。昨日感染者が8万5千人を超えて世界最大の感染国となったアメリカでは、その猛威が収まるどころか、たった1日で感染者数が1万5千人も増え、その数もついに10万人の大台に乗ってしまった。死者も1,581人を数えている。人工呼吸器が足りないとして、トランプ大統領は大統領令を発動しゼネラル・モーター社に対して10万台の人工呼吸器を製作するよう指令したが、当初は何らの積極的対策も講じず、今になって些か後追いの印象がある。

 ニューヨークや、イギリス、フランス、イタリアでは外出禁止令が出されている。イギリスでは、チャールズ皇太子、ジョンソン首相に次いで保健相まで陽性反応が表れた。

 日本国内では、都知事を始めとして各県知事が不要不急の外出の自粛を要請したせいもあり、流石に都市中心部では外出する人の数が減った。それでも東京都の今日の感染者は何と63人になり、1日としては最大となった。3日前から考えるとオーヴァーシュート気味になってきた。いつも駒澤公園にウォーキングに出かけているが、今日は「不要不急」の外出自粛に鑑み、ウォーキングを取り止めた。

 さて、25年前の1995年に4月号が発刊されて以来購読している‘NATIONAL GEOGRAPHIC’誌日本語版が、今年の3月号で発刊以来300号となった。第1号が発刊されて以来毎月楽しみに目を通している。とにかくグラビアのカラー写真が素晴らしいし、全体の編集視点が日本の雑誌とは異なりその点でも興味深い。アメリカの学校ではほとんどこれを定期購読していて学校の図書館には必ず置いてあった。今日郵送されてきた4月号から26年目に入ったのだが、黄色枠の表紙がいつもと違うなぁと思い少々戸惑った。表紙が今までとはガラッと変わったデザインだったことである。更に、それ以上に驚いたのが、全頁のうち半分ずつ行の上下が逆さまであることだ。今年アースデイ(EARTH DAY)50年を迎えるに当たり、これから50年後の2070年を①「守られてきた地球-世界は暮らしやすくなる」と題して希望的なテーマについて書かれ、また雑誌を上下ひっくり返すと別の2070年は②「傷つけられた地球-世界は暮らしにくくなる」と題する、環境汚染、失われる自然のような悲観的なテーマを追求する頁が読めるようになっていることだ。とにかく企画自体もさることながら、レポート内容などが面白そうである。それにしても前半半分まで読んだら上下をひっくり返すと後半半分を読めるという構想も奇抜で面白い。楽しみに読みたいと思っている。

2020年3月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com