4701.2020年3月26日(木) 若者はなぜこの時期に外出するのか。

 来る日も来る日も新型コロナウィルス関連のニュースばかりで、好い加減嫌になるが、こればかりは何が何でも手を尽くして収束されるのを待つより仕様がない。昨晩小池都知事が、都民に極力外出を控えるよう自粛を要請したが、その後周辺自治体知事とテレビ電話で同じ歩調を取るようお願いした。そして今日神奈川県知事を始め、千葉、埼玉、山梨県でも不要不急の外出自粛を要請した。栃木県知事は、週末に東京への不要不急の移動を控えるよう要請した。

 今日午前中までに新型コロナウィルスによる世界の死者は2万人を超えたという。イタリアで7,503人、次いでスペインで3,434人が亡くなり、中国の3,285を追い抜いた。以下イランで2,077人、フランスで1,331人が亡くなっている。アメリカの感染者数は5万4千人で中国、イタリアに次いで多くなった。アメリカで感染者が急増している理由として、検査体制の不備が実態の把握を遅らせ、感染の拡大につながったとの見方を示している。全米の感染者は過去10日間で13倍に急増している。コロナウィルス感染拡大しだしたころトランプ大統領が、科学的根拠もなくアメリカは大丈夫と安易な発言をしたことの裏に猛威が潜んでいたと考えられるのではないだろうか。

 小池知事の発言もあり、外出し難くなるうえに服用薬が残り少なくなったので、今日の内に松本整形外科は定期診断に出かけた。いつも混んでいる医院は比較的すいていた。

 気になるのは、強制力を持たない自粛の要請をその通り受け入れない人が多いことで、確かにそれに従う人は増えたが、一昨日の夜の街を写したテレビ画像を観ていても、極端に歩行者の姿が減ったわけではない。特に歩いている人はほとんどが若者だったことで、インタビューに応える若者らが自粛要請をあまり深刻に受け止めていないことを知り失望している。実際アメリカ市民がその点を非難していた。あまり影響がないとか、部屋に籠りっきりでは退屈とか、外出しないことが感染拡大を防止する基本なのだということを理解していない。どうしてこうも身勝手なのだろうか。最近の若者は、社会運動に参画するような前向きな行動をするわけではなく、どこでもスマホに熱中して、電車内のシルバーシートでもお年寄りに座席を譲ろうとの気持ちがない人が多い。自分のことだけしか考えない若者が増えたなぁという印象が最近特に強くなった。このままだと近未来の日本では夢のある生活は期待できないのではないかと少々絶望感を抱いている。

2020年3月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com