4697.2020年3月22日(日) 無観客のまま大相撲春場所千秋楽を迎える。

 今から66年前京都市立中学校の卒業式を終えた卒業休みに、親しかった2人の同級生と大阪府立体育館で行われた大相撲春場所千秋楽を観戦に行った。大関三根山が優勝して優勝パレードでオープンカー上の三根山と握手した。生憎表彰式の様子はまったく覚えていない。今年の春場所は新型コロナウィルスの感染拡大で開催自体が心配され、結局15日間無観客のまま行われた。途中で中止になることもなく、今日無事千秋楽を迎えた。初日から毎日テレビで観ていたが、初めての無観客場所という点で、いつもの場所とは大分雰囲気が異なっていた。勝負事の面白さとか、盛り上がる興奮の度合いというのはそれを見ているファンの熱気と応援によって随分違うものだ。今日千秋楽結びの一番は、白鵬と鶴竜の横綱同士がともに12勝2敗で7年ぶりの相星決戦となった。お客さんが観戦していれば場内満員で大いに盛り上がったであろうが、特別の感傷もなく勝負は優勝戦に相応しい好勝負だったが淡々と行われ何か物足りなかった。結局白鵬が勝ち44回目の優勝を飾った。今年35歳になった白鵬にとっても、残り少ない相撲人生における印象に残る場所であり、優勝だったのではないだろうか。

 表彰式も異色だった。観客がいなかったせいもあって東西のたまり席に全幕内力士が整列した中で行われたが、八角理事長は協会挨拶の中でコレラウィルスで亡くなられた方々へ哀悼の気持ちを表した。優勝力士と3賞受賞力士への表彰式が終わってから、土俵上で前相撲出世力士による手打ち式があり、行司を胴上げする神送り儀式があって今場所の行事はすべて滞りなく終了した。

 場所中に感染力士が現れれば、即時場所中止ということからすれば、無事に千秋楽まで実施出来たのは良かったと喜ぶべきであろうが、まだいくつかの問題は残されている。その第一は、5月開幕の夏場所である。それまでにコロナウィルスの感染がどの程度収束されるのか、見当もつかない。もし夏場所も無観客で行われるようなら相撲協会にとっても経費面で相当な負担になるので、果たしてどうするのか、今から考えておいた方が良いと思う。

 今日もぽかぽか陽気で都内の最高気温は26.7℃だったそうだが、その中を駒澤公園へウォーキングに出かけた。靖国神社や上野公園辺りの桜は満開のようだが、ここ駒澤ではまだ5~7分咲きというところである。同じ都内でも開花の状態が随分違うものだ。ところが、ソメイヨシノに限れば、今日都内で満開となったが、ソメイヨシノとしては全国で最初の開花だそうである。

2020年3月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com