とにかくこのところ忙しい。来月10日の拙著出版記念会の日時が近づいてきてその準備に追われていることがあるが、加えて引き受けた講演が今月は2回あり、使用するパワー・ポイントのスライド作りとレジュメ作成に追われたことがある。加えて来月千葉市で、12月には武蔵野市での講義の準備に時間を取られているからだ。
5年前の出版記念会ではこれほど追い詰められているような気はしなかった。今日ペンディング状態のミクロネシア駐日大使の出欠について、大使館に確認したところ結局エマニュエル・モリ大統領の訪日と重なり、大使は欠席となってしまった。代わりに草柳大使秘書が出席されると伺ったがちょっと残念である。先月ジョン・フリッツ大使に大使館で会った時、ぜひとも出席したいと言っておられた。結局大統領の旅行スケジュールとダブって出席することが難しくなった。
夜になってゼミの富田さんからやはり出席をキャンセルするとの連絡があった。数日前自宅の2階階段から落っこちて全治3週間だという。この他にもここへ来て急に体調を崩されて欠席の連絡をくださる人が増えた。やはり70歳を超えた方が多いので、一日一日が健康維持の勝負のようだ。私自身も気をつけなければいけない。
現在進行スケジュール表作りを司会者の本橋さんとやっている。まだ、スピーチをお願いするゲストが最終決定していない。まだまだ当分の間忙しさは続きそうだ。
さて、今日株価が急騰した。この半月ほど下がり放しだったが、ここ数日は漸く上向きになってきていた矢先である。驚くなかれ今日一日だけで、日経平均株価が755円56銭も上がったのである。2007年11月以来実に7年ぶりの高い上げ幅である。日銀が後場の時間帯に、マネタリーベースを年間で約80兆円増加するペースで資産買い入れを行う追加緩和を決定したことが大きいという。だが、果たしてそれだけだろうか。実は数日前「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」が、約130兆円の公的年金の積立金の運用基準見直しを検討すると決めていたことが分かった。その中で国内株式と外国株式の割合を倍増させ、合せて全体の5割程度にまで引き上げるということが明らかになったのだ。当然株式投資への関心や興味が高まる。黒田日銀総裁が何と言おうと、日銀とGPIFのできレースと呼ばれても甘んじて受け入れざるを得まい。問題は、株式云々よりGPIFが安全性よりやや危険を孕む利益重視に傾き、大切な年金基金に穴が空かないか。国のやることなら、もう少し安心安全に配慮すべきではないだろうか。