4586.2019年12月2日(月) ドローンの登録制と流行語大賞

 最近各方面で使用され、その利便性が高い評価を浴びてテレビのドキュメンタリー番組などでもしばしば目にするドローンが、無登録のまま飛ばされていたとはまったく知らなかった。ドローンは今ではかなり広範囲に使用されているが、特に山岳地帯で遭難者が発生したケースなどでは、人が容易に入り込めない山の中を上空からカメラで撮影してくれるので、遭難救助などの場合は極めて有効な飛び道具である。

 新製品が開発されるとどんなものでも役所に届け出て法的に新規登録を行うのが当然と思っていたので、ドローンの無登録には些か驚いている。特にドローンは他人の土地であろうと不法侵入して家内の資産までカメラに収めることが出来る。文句を言おうとしてもそのまま逃げてしまえば誰が飛ばしたのか分からない。

 これまで登録していないので、機体に№が書かれていない。どこの誰が飛ばしたのかまったく分からない。追跡しようがないのだ。人混みの上空を飛んだドローンが、もし人の上に落ちてきたら怪我人が出るのは言うまでもない。最近も都内の盛り場の上空を飛来したドローンを危険だからと捕らえてみれば操縦していたのは土地不案内の外国人だった。これだけドローンが使用されていながら、今まで無登録のために違法があっても取り締まることが出来なかったのではないだろうか。特に2020年東京オリンピックを控えて警察庁では全国的にテロ警戒に力を入れているが、現状ではテロリストがドローンを使用したら簡単にターゲットはやられてしまうのではないだろうか。そういう意味では、遅い決断ではあったにせよ登録制にして管理を強化することは進歩だと思う。

 アメリカではすでに登録制が導入されているが、ヨーロッパ諸国では来年から導入される予定である。日本では漸く来年登録制を導入することになりそうだ。

 日本の航空法によれば、ある程度の大きさの飛行体は飛行許可を得なければいけない。飛行許可が必要な地域で無許可のドローンとみられる物体が見られるケースや、実際に航空機と接触しそうになった危険なケースもある。

 現在一番頭を悩ましているのは、年々あわやの事故が増えている航空会社である。こんなことは分かり切っているのによくぞここまで放置していたものである。これが隅々まで気を配らない安倍政権である。

 さて、今日今年の流行語大賞が決まった。何とラグビー・ワールドカップで初めてベスト8に進出した日本代表チームの合言葉「ワン・チーム(ONE TEAM)」に決まった。チーム・ワークを強調するのにぴったりの言葉だと思う。ワールドカップ以来あちこちで使われている。私もこれが一番良いのではないかと思っていたので、にんまりである。他にもトップ・テンに挙った流行語の中に今年高齢者の運転による事故が多く発生して話題になった「免許返納」がある。これは今年免許を返納した全ての人が対象となる。私も免許証を返納した対象者のひとりである。

2019年12月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com