4581.2019年11月27日(水) 二酸化炭素ガス増加とロシア東京五輪不参加?

 昨日より今日は更に寒かった。この時期で最も寒い1日となった。

 6月に愛用車を友人に譲り9月に自動車免許証を返納して身軽になった反面車への懐かしさと不便を感じることがある。今日お歳暮品を買いに新宿の小田急百貨店へ出かけたが、従来なら車で簡単に行けた。だが、今日はバスと電車を乗り継いで新宿へ向かった。特に今日は小雨混じりの天候だったために人一倍車が恋しくなった。車から気持ちが離れるのはまだ時間がかかるかも知れない。

 さて、今日は世界的にびっくりするニュースが2つあった。

 ひとつは、国連環境計画(UNEP)の年次報告書によると世界各国の温室効果ガスの2018年の排出量は二酸化炭素(CO₂)換算553億㌧で過去最高になったことである。UNEPは、各国が掲げる目標を積み上げた合計のCO₂削減量と、世界の平均気温上昇を産業革命前と比較して2℃未満、または1.5℃に抑制するために削減量を分析した。これによると2020年以降10年間に世界全体の温室効果ガスを毎年7.6%削減する必要があると試算した。しかし、世界第2位の温室効果ガス排出国のアメリカが、せっかく目標をひとつにする地球温暖化対策「パリ協定」からさっさと離脱してしまった。アメリカ人のみならず、世界中の人びとが等しく責任を問われる問題であるにも拘らず、アメリカは自らのエゴイズムでさっさとトンズラしてしまったのである。CO₂を世界中で必死に減らそうと努力している間に、アメリカだけがひとり自国産業を発展させてCO₂をまき散らそうという腹積もりなのだろうか。その結果世界中の人びとが毎日灼熱地獄の苦悩を味わわされ、地球上から氷河や雪が消えて海位が上がり水中に沈む島々も出て来る。このまま手を拱いていてはいずれ地球も人類も滅びる。アメリカには世界のリーダーとして、各国の先頭に立ってCO₂の減少に真剣に力を尽くしてもらいたいものである。

 もうひとつ驚いたのは、スポーツ界の話題である。ロシアが来年の東京オリンピックとパラリンピックに出場出来なくなる可能性が出てきたことである。近年世界的スポーツ大会のたび毎に、ロシアの国家ぐるみのドーピング問題が大きくクローズアップされる。世界反ドーピング機関(WADA)は検査データがロシアによって改ざんされたとして、ロシアのオリンピック、パラリンピックを含む国際大会へ4年間出場禁止の制裁案を常任理事会に諮ると公表した。ロシアの反ドーピング問題は今に始まったことではない。16年リオ・オリンピックでもロシアは当初てい締め出しの危機にあったが、個別の国際競技団体が出場を認めたため出場することが出来て大量のメダルを獲得することが出来た。12月に開催されるWADAの常任委員会で制裁案が承認されれば、ロシアは来年の東京オリンピックとパラリンピックに出場できなくなる。

 ロシアはこれまでに度々データ改ざんを行い、WADAの信頼が薄いが、当然ロシア国内で厳しく糾弾されているかと思いきや、競技団体の関係者や一般市民は「ショックだ」とか、「これほど厳しい処分は聞いたことがない。ロシアの権利を侵害しようという願望だ」と反省もなく、まるで懲りていない。彼らが冒した反モラル行為をロシアの関係機関はロシア国民に正しく伝えていないのではないか。プーチン大統領ですらドーピングの事実を承知していたとも言われるほどロシア・スポーツ関係者はドーピングにどっぷり浸かり不感症になっている。ロシア人が、果たしてこれを契機に悪いことは悪いと骨の髄まで思い知ってもらえば、お仕置きは先行きプラスに作用するだろう。

2019年11月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com