4538.2019年10月15日(火) 広がる台風被害と後遺症

 昨日の夕刊と今日の朝刊新聞は休刊で、今日の夕刊を通して細かい台風19号の惨状を改めて知ることに成った。今日現在で74名が亡くなり、決壊河川が47、決壊箇所が66か所でこれほど水害被害が出たのはあまりないと思う。

 日本屈指の観光の町・箱根ではこれから秋の紅葉とともに絶好の観光シーズンを迎えるが、今も道路を伝わって濁流が流れ、土砂崩壊もあって鉄道線路が大分やられている。小田急ロマンスカーも運休し、箱根登山鉄道などは線路が土砂に埋もり、復旧の見通しが立たないという。交通手段がなくなり、箱根への観光客があまり見られない。旅館の予約キャンセルが増えて、強羅駅前は閑散として土産物店の主人がしきりにぼやいていた。箱根は観測史上で全国最高の2時間1001㎜という大量の降雨量により、地面に沁み込んだ雨水が今日も溢れ出て車の交通障害にもなっている。夏には噴火もあり、このところ箱根にとっては踏んだり蹴ったりの自然災害を被っている。

 我が家にほど近い多摩川でも堤防決壊があった、というより堤防のない低い場所へ川の水が流れ込んだのだ。東急二子玉川駅近くの堤防が築かれていない箇所に水が流れ込んだ。これには問題があって、景観を壊す恐れのある堤防の設置に沿岸の住民が堤防建設に反対して、国、都ともめていたという。これを機会に世田谷区は住民と堤防建設を話し合う意向だという。これほど甚大な被害を出した今回の水害に対して、国、自治体一体となった根本的な対策を講じる必要があると思う。

 こういう災難時にいつもろくな事を言わない政治家のひとり、自民党の二階俊博幹事長が一昨日今回の水害について、まずまずで収まったという感じだと述べて、被災者を愚弄するものだと野党から追及されだが、頑固に発言を撤回しなかったところ、今日夕方になって誤解を呼んだとして撤回することにした。こんな人物が自民党の中で存在感を高めているのだから、自民党のみならず国会議員が国民から信頼されなくなるわけである。情けない。

 それにしてもいつになったら自然災害に対して安心して住める環境を作り上げることが出来ることだろうか。

 さて、昨日の本ブログに書き込んだ一昨日のラグビー・ワールドカップ、日本対スコットランド戦は日本中を熱気に包んだが、その視聴率がどうなるか、先月のアイルランド戦や、先週のサモア戦を上回るのではないかと予想していたらいずれをも大幅に上回ったようだ。関東地区の平均視聴率は39.2%、瞬間最高視聴率は驚いたことに53.7%だった。今までこんなに高い視聴率のスポーツ中継は知らなかった。それほど日本中があの熱戦に摂りつかれ興奮していたことになる。まあ良かった。これから決勝トーナメントでも白熱の試合をやってくれれば、視聴率も一層ヒートアップすることだろう。

2019年10月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com