4426.2019年6月25日(火) 日本ペンクラブ総会は大荒れ

 今日日本ペンクラブで理事会に引き続き総会が開催された。私にとって理事会への出席は今日が最後になる。この2年間理事として、また財務委員としてペンのため、財政改革のために微力を注いできたつもりである。しかしながら2,3月に行われた2年に1度の理事選挙で残念ながら再選されなかった。数多くの支援者の協力をいただきながら、理事選をパス出来なかったことは不徳の致すところではあるが、そこには文化的な団体と思われているペンクラブにとって、想像も出来ないほど理不尽で恥ずべき守秘義務遵守に背く個人情報漏洩や、不条理な選挙妨害行為などの不祥事があったことが、言い訳のようだが大きく影響したと思っている。

 総会の場で上記2点についてペンのトップである吉岡忍会長、山田健太専務、清原康正常務に質した。会長は得意の論理のすり替えで、質問に真っ向から応えず、我々を派閥の誕生の如き無礼な例え話を述べた。専務に至っては個人情報の漏洩を否定したが、その直後に会長が認めたことで専務のウソが明確になった。常務は個人情報の漏洩で得た情報を利用してメールで選挙活動したことを認めた。更に執行部が談合して特別推薦した現職理事20名への投票を会員にメールで依頼した行為は糾弾されるべきだと強く主張した。これは定数20名のルールに鑑みるなら他の候補者へは投票するな、つまり明らかな選挙妨害行為である。これら理不尽な行為に対して常務は責任を取り常務職を辞めることになった。だが、会長と専務は私の辞任要求に対して、責任問題に触れず辞めるとは言わなかった。会長と専務は、その後開かれた新役員による理事会で再び会長、専務職に選任された。会長、専務とともに一蓮托生の理事会も救いようがない。いくら筋道を通して正論を主張してもペンでは自浄作用が機能せず、旧態依然の組織はそのまま存続される。ペンクラブの将来が心配である。

 これが「言論の自由」「表現の自由」を主張する文化団体である日本ペンクラブのあるべき姿であろうか。会長以下執行部が腐りきっている。よくよく観察してみると世間知らずと常識に疎い人たちが、自分たちのやりたいことを身勝手にやっているとの印象しかない。終わってみて施行部役員は、首を取られなかったとホッとしているだろう。そんな程度にしか思っていないだろう。失望するばかりである。

 他にも弁護士の行動的な理事が、平和委員長という立場でかなり実質的に、また広報面で社会的な活動をして、それは各地のメディアでも報道され、会報などでも伝えられた。憲法9条を守るとの強い意志をアピールしたペンクラブ共著書も発行した。しかし、この平和委員会の活動に対して会長は高い評価をしなかった点で当の委員長始め、何人もの平和委員会委員より強い不満がぶつけられた。それでも会長は自らの正当性を主張するばかりだった。だが、閉会の挨拶の中で、会長が今日は疲れたと本音を語っていたが、普通の常識人なら心に反省と謝罪の気持ち、更に潔く身を退く気持ちがあって当然である。

 現在の執行部のやり方は、私が学生時代に参加、熱中した「60年安保反対闘争」時の岸信介内閣のそれとよく似ているものだと感じた。

 救いは、総会後の懇親会で多くの会員から、こういうペンの内情と実態はこれまで知らないことだったのでよく理解出来たと感謝され、私の主張に全員が賛成してくれたことである。これらの声を力に変えてこれからは1会員として、ペンの改革のために今後も主張すべきは主張して、執行部がペンのために真摯に活動するよう積極的に意見を述べて行きたいと考えている。

2019年6月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com