4362.2019年4月22日(月) スリランカのテロで旧友の近況を知るとは!

 昨日スリランカのコロンボで起きたテロ事件の犠牲者は、290人に達した。その他に負傷者が約500人もいる。まだ犠牲者が増える可能性があるので、予断を許せない。犠牲者の中に現地在住の30代の日本人女性がいた。家族とホテルで食事中に爆発により亡くなられたらしい。お気の毒としか言いようがない。私自身生憎まだスリランカへ行ったことがないが、来るGW10連休にスリランカへ旅行しようという人の間でキャンセルが出ているらしい。今晩のNHKニュース7でスリランカ方面へ個人旅行客を斡旋している旅行会社員へインタビューしたら、何と外人っぽい顔つきの迫田健路さんだったのには驚いた。テレビで時折お目にかかるが、彼とは40年ほど前に一緒にブラジルへ行ったことがある。年齢的には75歳ぐらいと思うが、まだ元気に働いている。意外な場面で近況を知ることになったが、元気そうなので一安心した。

 スリランカでは長年内戦状態にあった仏教徒のシンハラ人とヒンズー教徒のタミル人の対立状態が2009年に終わって、以降国内の治安は安定し、経済も成長路線を歩んでいた。国民の間に治安の安定により安心感が漂っていた時に再び緊張状態に追い込まれることになった。未だ犯人側から犯行声明は出されておらず、犯行グループは分かっていない。テロ攻撃は現在も断続的に起きていると伝えられている。

 今はいつ、どこで、何が起こるか分からない時代になって来た。まったく気が許せなくなったわけだが、この事件のように何か所にも自爆テロが仕掛けられたのでは防ぎようがない。来年の東京オリンピック開催に備えて警察庁もあらゆるテロ防止対策を講じているようだが、万全を期してもらい首尾よく目的を果たしてもらいたいと願うばかりである。

 さて、先日来少々気にかかっていたウクライナの大統領選挙の決選投票の結果、政治に素人のコメディー俳優のヴィロディミル・ゼレンスキー氏がペトロ・ポロシェンコ現職大統領に圧勝した。先月行われた第1回投票ではゼレンスキー氏が第1位を勝ち取ったが、過半数に至らず決選投票となった。ポロシェンコ氏の26%の獲得票に対してゼレンスキー氏は約3倍の73%を獲得した。現職大統領に対してこれほどの大差をつけたのは、何が原因だったのだろうか。これほど支持率の低い大統領では、すべての政策に国民が納得していないことを示している。

 しかし、テレビドラマ「国民のしもべ」で大統領職を演じたことはあっても政治家としてのキャリアはまったくない。その役もふとしたきっかけで大統領になってしまったという、現実に何やら似たようなストーリーである。今やウクライナは政治的、外交的に難しい立場に立たされている。このような時期に、素人大統領が国家をあるべき方向に導いて行くことが出来るだろうか。大統領を退くポロシェンコ氏は、2015年それまでの親ロシア派の政権を倒して大統領になった。その後ロシアがクリミア半島を併合し国際的な批判を浴びているが、ロシアはクリミア半島を返還する意思を示していない。こういう至難な時に、新大統領はどうやってロシアと向き合い、国家をリードして行けるのか。就任早々に鼎の軽重を問われる。

 今日は全国的に気温が上がり、ほぼ全国各地で今年最高気温を記録したようだ。沖縄では30℃台の都市が多かった。大分県日田市と高知県四万十市でも30℃台で本州で最高気温の今年初の真夏日となった。名古屋市内でも28℃を超え、東京都内でも25.6℃を記録して今年初の夏日だった。これから夏日が多くなり、やがて夏日ばかりとなって真夏を迎えることになる。

2019年4月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com