2834.2015年2月15日(日) 帝京大学ラグビー部の活躍に脱帽

 寒い一日である。今日もいつも通り駒澤公園にウォーキングに出かけたが、いつもなら休日で家族連れが多いところだが、小さな子どもはあまり見掛けなかった。北日本方面では、吹雪と豪雪で昼間でも視界が悪く車の衝突事故が頻発して困っているようだ。近年地球温暖化が言われ出し、現実に毎年地球上の平均気温は少しずつだが着実に上がっているようだ。しかし、最近の実感としてはとてもそんなようには感じられない。とにかく風が冷たい。気温も低い。

 そんな厳しい寒さの中で秩父宮ラグビー場では、日本選手権の準々決勝のひとつ、社会人トップリーグの東芝対唯一の大学チーム、帝京大学戦が行われた。先週日本選手権に臨んだ母校慶應を含む4つの大学チームの内、勝てたのは大学選手権6連覇中で大学チームの中では圧倒的な力を誇る無敵の帝京大学だけである。その帝京は先週の1回戦でNECを相手に大学チームとして9年ぶりに25-21で社会人チームを破った。

 かつては、日本選手権は社会人王者と大学日本一が雌雄を決していた。それが、年々社会人チームの力が向上する一方で、大学勢の力が社会人に付いて来られず、社会人と学生との間には大きな差がついてしまった。近年は社会人と大学のチャンピオン同士が覇権を争う制度を止め、社会人12チームと大学4チームがトーナメント方式で日本一を争う現在のシステムになった。

 今日も先週NECに勝った帝京大学チームに大きな期待が寄せられ、伝統の強さを発揮している東芝相手にどれほど闘えるかと注目されていた。

 結果として帝京大学は惜しくも東芝に敗れた。だが、スコアは38-24とかなり善戦した。特に帝京の凄いと思う点は、前半21-5でかなり差を付けられていたが、諦めず後半3つのトライを奪い取って後半だけだと19-17と東芝を圧倒したことである。ラグビーの試合では普通実力差があると、前半のリードがそのまま拡がり、ノーサイドには大差がついていることが多いものだ。その点でも今日の帝京は立派なものだと思う。同時に、大学チームは毎年最上級生が卒業して選手が入れ替わる宿命を背負っているだけに、その強さを維持するのは並大抵のことではないと思う。それを6年の間頂点を極めて譲らず、3年生以下にも素質のある選手がいるので、まだ大学チャンピオンの座から降りる様子は見られない。俗にチャンピオンは獲得するよりその地位を守ることの方が難しいと言われる。その意味でも帝京大学ラグビー部の精進と努力を誉めたたえたい。

 残念ながら、帝京の今シーズンは終わったが、来年はどんなチームになって登場し、今年を越える成績を上げてくれるか大いに期待したい。

2015年2月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com