4310.2019年3月1日(金) 韓国「3.1独立運動」記念日

 2日間に亘ってベトナムのハノイで開かれていた米朝首脳会談が昨日合意に至らず、最終的な合意文書が取り交わせなかったことについて、その原因などを今朝も各テレビ局では専門家から考えを聞いていたが、結局両首脳がお互いに望む条件が合わなかったということである。アメリカにはまぁしようがないとの考えがあり、時間をかけて次の機会で話し合いしようとの意向があるようだが、北朝鮮には、自分たちの要望をアメリカが受け入れてくれるものと考えていた節があり、金正恩委員長が大成果を上げ、国へお召列車で錦を飾る凱旋を考えていたようなイメージがあったようだ。それがため北朝鮮側には落胆したムードが流れていたように感じた。

 トランプ大統領は今後国内でロシア疑惑を始めとしてかなり厳しい対応を求められるようだ。

 さて、100年前の今日朝鮮半島で起きた「3.1独立運動」を記念して、韓国国内各地で集会が開かれた。文在寅大統領は式典で日韓両国の協力を訴えた。昨今日韓関係は冷え込み、その主導的役割を演じている文大統領は、収まりつつあった反日ムードに次々と再点火して、すでに解決した問題を蒸し返し、改めて日本に謝罪と賠償を求める理不尽な反日行動に走っている。そこには、北朝鮮出身の文大統領の家族が戦後南北に分断されたとの積年の恨みと強い嫌悪感がある。朝鮮半島も日本帝国主義によって植民地化された結果、戦後東西対立の中で、国が分断されるようになった。あくまで現在の南北分断は、日本の植民地支配による責任であるとの思い込みがあるせいだと言われている。

 今日は、100年前の抗日デモで多くの朝鮮人が亡くなったことに弔意を示す記念日だった。それにしても韓国のように両国間で一旦はケリがついた問題を蒸し返して、相手国に対して過去に遡って無理難題を持ちかけるのは一流国家のやることだろうか。また、こんな流儀では、外国からいずれ毛嫌いされ、遠ざけられてしまうのではないだろうか。それでも最近の韓国は、恥ずべきことを何の贖罪意識もなく堂々と相手国に罪をふっかける太々しさがあり、それもエスカレートしている。今日も文大統領の挨拶を始め、反日的なプロパガンダが国内を染めるのかと危惧していた。ところが、案に反して大統領のスピーチは、やや過激な論調が避けられたようだ。過去の朝鮮人に対する蛮行や虐殺という言葉を使いながらも、元徴用工や従軍慰安婦については直接触れることがなかった。日韓関係が極度に悪化して、これ以上抜き差しならぬ両国外交関係に発展した後世においてその中心人物と指摘されるのを恐れたのだろうか。

2019年3月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com