4302.2019年2月22日(金) 「はやぶさ2」、世界で初めて小惑星「りゅうぐう」へ到着

 今日は2月22日で、「にゃんにゃんにゃん」との語呂合わせから「猫の日」というのだそうである。冬も終わりに近づき春の装いが感じられるが、遅れていた我が家の梅の開花も漸く蕾から花が開きつつある。去年に比べて遅咲きである。今年は鴬が訪れてくれるだろうか。

 昨夜9時22分ごろ北海道胆振地方で震度6弱の地震があった。昨年9月に同地方でもっと大きな地震があったが、今年は生活への影響はそれほどなかったようだ。それでも半年足らずの間に大きな地震が続けて起きるというのは、以前の地震の余震の余波ではないだろうか。

 その影響はこんなところにも表れた。昨晩NHK・BSでこの時間に放映された「スパイ・ゾルゲの真実」を録画して今日ゆっくり観ていたところ、ちょうど地震発生の時間に「ニュース速報」の字幕とともに、画面は地震のニュースに変わってしまい、肝心なゾルゲのドキュメントは途中で観られなくなってしまった。

 さて、小惑星探査機「はやぶさ2」が、今朝8時過ぎに地球と火星の間にある小惑星「リュウグウ」へ着陸したと宇宙航空研究開発機構(JAXA)が発表した。日本の科学技術の高いレベルを示した快挙である。

 世界で初めて小惑星「りゅうぐう」から土石を採取して持ち帰った。2014年12月に打ち上げられ、18年6月に小惑星に到着し、今後あと2回土石を行採取した後20年末に地球に帰還する予定である。その距離は何と3億4千万㎞という途方もない距離で、実に地球一周4万㎞の3万4千倍である。理系の専門的な内容は、素人には中々分かり難いが、何事につけ世界で先陣を切るというのは、容易なことではない。

 今度の「はやぶさ2」は高度20㎞から降下を開始したようだが、上空20㎞から甲子園のマウンドへ降りるようなものだそうである。このような目論見通り標的に向かって的を射るのはかなり高いテクニックが必要で、「ピンポイント・タッチダウン」と呼ばれる誘導法は、同じく小惑星探査に取り組んでいるアメリカ航空宇宙局(NASA)からも「直径6mに降りる方法を教えて欲しい」と、JAXAのその高い技術力を買われているという。

 まだ前途には難題があると思うが、誇らしい気持ちでこのプロジェクトの成功に喝采を送りたいと思う。

2019年2月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com