4271.2019年1月22日(火) 三浦雄一郎さんの4度目のエベレスト登頂を期待

 昨日三浦雄一郎さんが南米大陸最高峰のアコンカグア登頂を断念したことが伝えられたが、今日現地にいる三浦さんとテレビ局との電話交信の様子が放映され、やはり本人は残念がっていた。しかし、新聞などには退却を決めたことについて潔い決断と評価していた。代わりに登頂隊の副隊長だった子息豪太氏が、父親の帽子などを持って登頂した。三浦さんがこれから前向きな気持ちに陰りが射すのではないかと心配になった。ところが、本人は鍛えなおして4年後90歳を迎えたら、再びエベレストを目指すと意気軒高としていた。

 ついては、昨日の本欄でヒマラヤ登山には年齢制限が付けられたと触れたが、4年前ネパール政府が世界最高峰のエベレスト(標高8848m)の登山規制としては標高6500m以上の高山に登った経験のない人は、エベレストに挑戦することが出来ないと決めていた。当然三浦さんにはすでに3回の登頂経験があるので問題はない。

 それはそれとして、ネパール政府の規制を遵守するなら、エベレストへの挑戦は標高6500mより高い高山は、ヒマラヤ周辺とアコンカグアしかない。そうだとするとそれらの山々へ登頂した経験のないアルピニストには、エベレストへ登る資格がないということになる。登頂シーズンになるとエベレストも押すな押すなと多くのアルピニストが押しかけ、混雑と同時に怪我人が出ることを懸念して一方的にネパール政府が決めてしまったらしい。夏のシーズンになると北アルプスには登山者が押しかけ、アルプス銀座なんて言葉も使われるくらいあの細い北ア表尾根は混み合い時には遭難者が出るが、世界的にいずこも同じ現象が見られるようだ。学生時代に登山クラブに所属して日本アルプスを始め多くの山々を登ったが、今にして思えば、良き青春の思い出であり、懐かしいメモリーである。

 三浦さんには、是非とも4年後卒寿記念に4度エベレストを征服して欲しいものである。

2019年1月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com