4248.2018年12月30日(日) 世界最速で人口減を続ける日本

 少子高齢化が言われて久しいが、大分深刻なことになっているらしい。年々日本の人口は減り続け、世界でも最速スピードで進行し、今年だけで赤ちゃんの誕生を上回る数の日本人が来世へ旅立たれた。実に日本人のうち45万もの人たちが少なくなったが、それは長崎市の人口にほぼ匹敵する。国立社会保障・人口問題研究所の調査によるとそれぞれの組織には「社会の歳」というのがあるそうで、1970年の日本人のそれは、29.1歳だった。若々しくバイタリティ溢れる年代である。それが、若者の数が減り、高齢者が増えるとともに社会も老人化して1980年には40歳目前の39.7歳となり、2015年には46.7歳となった。このまま子どもの数が増えなければ日本は老け込むばかりで、2050年には54.7歳となり、2.7人ひとりが高齢者になる。

 これほど急速に日本が高齢化するとは想像を絶するが、それが現実だから仕方がないただ、この現象は日本が突出しているというから困ったことである。これでは若者が高齢者から影響を受ける度合いも強まるばかりで、それが現代若者が一般的に元気がなく年寄染みていると言われる所以かも知れない。しかし、もし若者がお年寄りの影響を受けるなら、もう少しプラスあって良いのではないだろうか。残念ながら今どき高齢者のプラス面はあまり若者に受け入れられていないようだ。

 さて、今夕テレビ東京の「たけし古代エジプト‘新・世界七不思議’」という番組で、エジプトのギザのピラミッドとメキシコのチチェン・イッツァ他のピラミッドについて比較紹介していたが、これまで前者は国王の墓、後者は太陽神を崇める施設と理解していた。実際現地でもそのような説明を受けたが、今日の番組ではどちらも王墓ではないと解説していた。つまりギザのピラミッドが王墓ではないという事実は、私には晴天に霹靂である。半世紀前に階段を昇って内部に入った時、空間の端に安置されていたお棺を指して、ガイドはそこにクフ王の遺体が安置されていたと説明していた。ところが今日ギザのピラミッドもチチェン・イッツァと同じように太陽神に敬意を払う施設だということが、テレビ番組で公表されたのだ。エジプト考古学の権威・吉村作治氏がこれにお墨付きを与えるように、クフ王の墓はピラミッドの西側にあることを2年前ご自分が発見したと話していた。しかし、これほど重要な史実が一般にはあまり伝えられていないように思う。これについて国際的な歴史学会などでも何のコメントも発表していないと思う。一体真実はどちらだと問いたい。

2018年12月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com