4214.2018年11月26日(月) 「ペンの日」、日本ペンクラブ発足85年

 今から85年前の1933年11月26日に日本ペンクラブはスタートした。今では毎年このペンクラブ発足の日を「ペンの日」と定めている。初代会長は文豪・島崎藤村である。毎月15日前後に行われる理事会を、今月は今日まで伸ばして2時間半ばっちり討論を行った。私も2点ほど発言した。今日の大きなテーマは、昨今の政界の動きに合わせて「緊急事態条項」について、ペンとして声明を出すことは承認されたが、事態の変化があることを配慮してこのままタイミングを見て行動することを決めた。また、市川学園中学時代の同級生近藤聰さんのペンクラブ入会を推薦したが、他の入会希望者と併せて承認された。心から良かったと思っている。

 理事会後には、懇親会が行われ冒頭京都からやって来られた文化勲章受章者・中西進・前ペン副会長があの時代以降のペンについてご自分の思いを述べられた。その中で知的なものがなければ文章ではないと仰ったことが印象に残った。ひょうきんなことも述べられた。作家とは「書く仕事」だが、「隠し事」でもあるそうだ。吉岡忍会長、出久根達郎・日本文芸家協会理事長が続けてあいさつされた。

 かつて総会や、「ペンの日」懇親会は東京会館で開催していたが、リニューアル工事のため3年ほど前から如水会館で行っている。近いうちに東京会館の工事が終わると再び東京会館で行うかどうか近いうちに結論を出さなければならない。従来のようなリーズナブルな価格は無理だろうから、どこまで歩み寄れるか。ペンの収支も中々厳しいので、もし歩み寄ることが出来ないなら、会場変更も検討せざるを得ない。

2018年11月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com