4198.2018年11月10日(土) 平成最後の園遊会に両陛下、皇族出席

 昨日小雨模様の中を赤坂御苑で平成最後の園遊会が開かれ、招待者約1800人が見守る中で、来年譲位される天皇、皇后両陛下には今年が最後の出席となった。いつもながら両陛下と「時の人」との会話が報じられるが、今日はパラリンピックで活躍した選手と会話を交わされていた。過去に私が一番気になったのは、2004年将棋の故米長邦雄名人との会話だった。天皇に対して当時東京都教育委員を務めていた米長名人が、日本中の学校に国旗を掲げ、国歌を斉唱させることが自分の仕事だと思うとの主旨を話された時、天皇から強制でないことが望ましいですねと応えられたことである。天皇は昔の軍国調へ舞い戻ることを密かに心配され平和を願うお気持ちをさりげなく披歴されたのではないかと思った。米長名人にとって少々いたたまれない気持ちにさせられたのではないだろうか。

 さて、昔はテレビの連続番組は時折観る程度だった。最近は時間的に余裕があるせいでいくつか決まった番組を観ることが多い。

最近必ずと言っても好いくらい楽しんでいる番組は、ニュース番組の他に、朝ドラ「まんぷく」大河ドラマ「西郷どん」、「鶴瓶の家族に乾杯!」、「タモリのブラタモリ」、NHK・BS「世界街歩き」、「素人のど自慢」などがある。

 今日の「まんぷく」を観ていて塩の作り方で、アレっと思う場面を目にしてちょっと気になった。「まんぷく」では、終戦直後大坂・堺和泉浜辺で塩作り作業中鉄板に後から後から塩水を流すシナリオになっていたが、これでは相当量の塩水が必要で、今朝の放送でも1日かけて大した塩の収穫がなかったとぼやいていた。終戦時房州に住んでいたころ、近くの岩山をぶち抜いた旧防空壕内で塩の製造を行っていたオジサンは、畳1畳大の机の引き出しのような鉄板を3つほど準備して塩水を煮沸させ、かなりの分量の塩を製造していた。朝ドラは実際の製塩方で塩を作っていたのだろうか。

 ところで今日伝えられたヨルダンの世界遺産・ペトラ遺跡が突然大雨による土石流に襲われ、見学中の観光客が逃げ惑ったとのニュースには驚いた。あんな広大な砂漠の中にある岩窟のすき間に洪水が押し寄せるとは思いも寄らなかった。6年前に現地を訪れて感じた印象では、観光ルートに鉄砲水が襲ったら逃げ場がないとは思えるが、水とは縁遠い環境に見えただけに俄かには信じ難い。

 世の中にはいろいろなことがあるものだ。

2018年11月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com