4194.2018年11月6日(火) 傘寿の祝いとアメリカ中間選挙

 今日のディナーは横浜・大倉山に住む次男家族から新横浜プリンスホテルのレストランへ傘寿のお祝いに招かれた。9月に鹿児島へ一緒に行って以来の再会である。相変わらず小学2年の男児、幼稚園年長組の女児の2人の孫が可愛いい。女児からは「おじいちゃん80歳おめでとう」と書いた折り紙♥型プレゼントをもらった。これからもこのまま素直に育って欲しいものだ。

 さて、日本では今日6日であるが、アメリカでは今晩から騒然としてきた中間選挙の投票が行われる。過去を振り返っても中間選挙がこれほど注目されたことはないように思う。これまで上下院とも与党共和党が僅差で過半数を占めてきたが、これまでの予想では今回は上院はともかく、全議席改選の下院は野党民主党が過半数を占めそうだと声が強かったが、予想ではここへ来て分からなくなってきたらしい。それというのもトランプ大統領の常識外れの言動により隠れ共和党支持者が声を上げだしたからである。その第1は、先日来報道されている「移民キャラバン」がメキシコ中部にさしかかり北上中であるが、世界中の注目を浴びながらお互いに助け合い、小さな子どもを交えて歩一歩とアメリカへ近づいていることであり、これに対して大統領は大統領らしからぬ下品な言葉遣いで犯罪者、ギャングがアメリカへ向かっている。軍隊が跳ね返す。彼らが投石したら銃を撃つと過激な言葉で保守層を煽っている。これにより保守的な支持者が目覚めたらしい。随分次元の低い話である。

 その2番目は、アメリカのイランとの核合意からの離脱に発して、イラン産原油似たしする禁輸制裁が再び始まったことである。すでに8月に第1弾として、自動車や航空機部品の貿易を停止しているが、イランは歳入の約6割が原油輸出で賄われており、アメリカの制裁発動がイラン経済を追い詰めることは確実である。以前の原油制裁の際も国内経済が大打撃を受け、企業や工場の閉鎖が相次ぎ、政府も核交渉に乗り出すきっかけとなった。

 日本はイラン産原油の国別輸出先では5%を占め、その影響は大きい。すでに代替調達を始めているが、石油の店頭販売価格が上がっている。第2弾の発動では、例外措置として日本を含む8か国は除かれているようだが、これも180日間との期限付きであるので、このまま制裁が継続され例外も取り払われるようなら日本の石油業界も安閑としてはいられない。

 こうして世界中の秩序を掻き回しているのが、アメリカのトランプ大統領なのである。願わくば、共和党が中間選挙で惨敗してアメリカ議会の弾劾によりトランプ大統領をその座から引きずり降ろして欲しいと思っている。どうなるか分からないが、明日以降結果がはっきりする。

2018年11月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com